あたしって、ほんとバカ

読み : アタシッテ、ホントバカ

「あたしって、ほんとバカ」は自嘲の意味を込めて使うフレーズ。

あたしって、ほんとバカの元ネタ

「あたしって、ほんとバカ」はアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物・美樹さやかのセリフが元ネタとなっている。「あたしって、ほんとバカ」は第8話のタイトルにもなっており、駅のベンチで一人で座る美樹さやかを佐倉杏子が見つけ声をかけるが、さやかのソウルジェムは濁りきっており、さやかは「あたしって、ほんとバカ」と言った直後に魔女へと変わってしまった。

誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない。
あたしたち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね・・・
あたしって・・・ほんとバカ・・・

あたしって、ほんとバカ(ネタバレ)

以下、ネタバレになるが、美樹さやかの幼なじみで片思いの相手である上条恭介は将来を有望視されたヴァイオリニストだったが、事故で指が動かなくなり回復の見込みはないと医師から聞かされ自暴自棄となり、さやかに辛く当たってしまう。そんな恭介の姿を見たさやかは、キュウべえと魔法少女になる契約をし、魔法少女になる代わりに恭介の指を治して欲しいと願った。

魔法少女になる際は普通は自分自身に幸福が反映されるような願いを持つが、さやかは見返りを期待せず恭介の幸せを祈り、自らは魔女と戦い続けるという過酷な運命が待ち受ける魔法少女になった。
さやかも最初は恭介の指が動き再びヴァイオリンを弾けるようになった姿を見て満足していたが、恭介から退院したことを告げられず(退院が急だったから告げられなかったようだ)、その後さやかの親友の志筑仁美に恭介に想いを持っていることを告げられたことをきっかけに、さやかの心境は徐々に変わっていく。

仁美は幼なじみであるさやかに先に告白する権利があるとして、恭介に告白することをさやかに告げた。しかし、さやかは魔法少女になり体は死んだような状態となったためこんな体では恭介に告白できないと思いさやかは告白しなかった。
さやかが告白しなかったため仁美は恭介に告白し、親しげに話す2人の姿を見たさやかは精神的に追い詰められていき、最終的にソウルジェムが濁るまで穢れを溜め込んでしまった。電車で乗り合わせた女を金づるとしてしか考えていないホストの会話を聞いた時、さやかの絶望は臨界点に達し、最後には人魚の魔女「Oktavia von Seckendorff」へと変わってしまった。

最後の「あたしって、ほんとバカ」というセリフの前に、さやかは杏子に対して以下のセリフを発している。

希望と絶望のバランスは差し引きゼロだって、いつだったか、あんたは言ってたよね、今ならそれ、よく分かるよ・・・
確かにあたしは何人か救いもしたけどさ、だけどその分、心には恨みや妬みが溜まって、一番大切な友だちさえ傷つけて・・・

さやかは見返りなどいらない、自分だけは自分のために魔法を使ったりしないと断言するなど、自分のために魔法を使うことを徹底的に拒んだ。その結果、自身の希望は断ち切られ、自身には絶望しか残らなくなり、希望と絶望のバランスが崩れ、さやかは魔法少女から魔女になってしまった。そのことに最後まで気づけなかった自分はほんとにバカだ、と自嘲の意味を込めてつぶやいた。