データベースは結論を出せない

読み : データベースハケツロンヲダセナイ

「データベースは結論を出せない」は情報は提供すれど答えは出せないという意思表示の言葉。

「データベースは結論を出せない」の元ネタ

「データベースは結論を出せない」は『氷菓』をはじめとする米澤穂信の推理小説のシリーズ『〈古典部〉シリーズ』の登場人物・福部 里志(ふくべさとし)の口癖が元ネタとなっている。福部里志は雑学に長けており、「データベース」を自称している。知識や情報を提供はするが自らの推論を述べたりすることはせず、「データベースは結論を出せないんだ」と言って結論を述べるのを避けるている。里志は自分が興味があることに関しては熱心に覚えるが学業にはあまり熱心ではない。ひとつの分野を究める前に次の分野に興味を持つため、専門家には向かないという自己分析をしている。

データベース(database/DB)はデータ/情報の集合体、またはそれを管理するシステムを意味する。確かにデータベースには求めている情報はあるがデータベース自らは思考をしないため結論を出すことはできない。里志が言う「データベースは結論を出せない」は自ら結論を出すことを避けるための言葉であり、ともすれば逃げているともとれるこの行動は、里志の人生観とも言うべき考えが反映されている。

↓↓ネタバレ

ここからはネタバレになるが、里志は自分は第一人者になれないと自己分析しており、自ら結論を出すことは極力避けている。里志は以前は勝つことにこだわっていたが勝ってもつまらないと感じるようになり、そのうちこだわることに飽きてしまった。
そして「こだわらないことにこだわるようになった」結果、気楽さを手に入れて毎日が楽しくなった、そう里志は語る。
幼なじみの摩耶花(まやか)が里志に想いを伝えても、里志は摩耶花にこだわってしまうと昔の自分に戻ってしまうかもしれない、それを怖いと思ってしまうゆえ摩耶花を受け入れることができない。その考えが「データベースは結論を出せない」というセリフにも現れているのだろう。第一人者ではない気楽さを手放したくないと里志は考えるゆえ、自ら結論は出さないようにしているのだろう。
※管理人の考察であるため、この解釈が必ずしも正しいとは限りません

『第21話 手作りチョコレート事件』にて上記の里志の考えが語られている
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