STEINS;GATE(シュタインズゲート)

読み : シュタインズゲート

『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』はXbox360用のゲームソフトで、アニメ・小説・マンガ・ドラマCD化もされている作品。略称・シュタゲ。音楽・ゲームブランドの5pb.とパソコンゲームメーカーのニトロプラスがコラボレーションして企画された想定科学ADV(アドベンチャー)シリーズ。

随所に中二病の要素が盛り込まれている。前作『CHAOS;HEAD』の1年後という設定で世界観も共通しているが、登場人物やストーリーは別物となっている。2013年4月20日に公開の『劇場版シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ』では本編のトゥルーエンディングの後に起こる事件が描かれる。

主人公の岡部倫太郎は狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真を名乗り、存在しない機関とつながってもいない電話でコンタクトをとったり、作戦名に北欧神話を用いるなど完全な中二病キャラ。岡部はまゆりやダルにオカリンと呼ばれているが、鳳凰院凶真と呼ばせたい。ルカ子は岡部に師事しているため凶真と呼んでいる。ルカ子は見た目は完全に女の子。だが男だ。巫女服がやたら似合う。だが男だ。凶真に惚れている。だが男だ。

物語は岡部…鳳凰院凶真の中二病な妄想に終始するかと思いきや、タイムマシン開発、タイムリープの実現へと展開していく。凶真は世界線を幾度となく移動するが、他の世界線の記憶を持つ能力「運命探知の魔眼(リーディング・シュタイナー)」を持っている。元々はゲームソフトであるが、アニメ版ではトゥルーエンディングに到達するまでのストーリーが描かれている。

ジョン・タイター、ドクター・ペッパー、エシュロンなど、現実に実在する人物や物も登場しており、「エル・プサイ・コングルゥ」という合言葉は「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」というネット用語が元ネタになっている。

エル・プサイ・コングルゥ
ラ・ヨダソウ・スティアーナ

STEINS;GATE(シュタインズゲート)の意味・由来

『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』は物理学者のアルベルト・アインシュタインが由来となっている。理由は相対性理論を使っているため。ゲーム中においてシュタインズゲートは「運命石の扉」と表記され、「Stein(シュタイン)」はドイツ語で「石」を意味し、「Gate(ゲート)」は英語で「扉」を意味する。

そのため作中で紅莉栖がドイツ語と英語が混じっていることを指摘している。中二病っぽさを出すために「Stein」を「運命石」と読ませている。作中では岡部…鳳凰院凶真による意味のない造語とされている。

シナリオを手がけた5pb.の林直孝氏が『STEINS;GATE』の意味を以下のように回答している。

『シュタインズ・ゲート』の“シュタイン”はアインシュタインから取っています。相対性理論を使っているのが理由ですね。
シュタインはドイツ語で“石”という意味なんです。で、ゲートは当然“扉”ですよね。ドイツ語と英語を混ぜた造語ですが、それを日本語読みにして、そこに中二病(※3)っぽくてイタイタしい“運命”という文字を付けて“運命石の扉”になりました。

参考:“神ゲー”と話題沸騰! Xbox 360『シュタインズ・ゲート』超ロングインタビュー掲載

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