残響のテロル

読み : ザンキョウノテロル

『残響のテロル』はノイタミナ枠のオリジナルアニメ。
監督/原作は渡辺信一郎、音楽は菅野よう子が担当。
渡辺信一郎によるオリジナルストーリーで、投稿動画の中でスピンクス1号・2号と名乗る2人の若者が「新宿は午後三時から闇に包まれ、所によりで~っかい火花が上がるでしょう」という予告をし、その言葉の通り東京で大規模な停電が発生し、都庁が爆破されるという事件が起きる。

残響のテロルの意味

残響のテロル(英タイトル:TERROR-IN-TOKYO)』の「テロル(Terror)」はドイツ語で「恐怖」を意味する言葉で、暴力手段に訴えて相手を威嚇することを指す。

「テロル」は18世紀までは火山や地震による脅威も含まれていたが、18世紀末に起こったフランス革命にて革命指導者のロベスピエールが行った恐怖政治から「テロリズム」という言葉が使われるようになり、「テロル」は人為的な恐怖を指す言葉に変化していったと考えられている。

「テロリズム」は「恐怖によるシステム(体制)」を意味する言葉として定義されているが、テロ行為自体を指して「テロリズム」と使われ、日本語では「テロリズム(Terrorism)」を略して「テロ」と呼ばれる。

スピンクスはエジプト神話に登場する人間の顔とライオンの体を持つ怪物・スフィンクスの古典ギリシア語における読み方。スフィンクスは「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足。この生き物は何か?」というなぞなぞを出す怪物としても知られている。番組の最後に「スピンクスからの挑戦状」と題したクイズが出題されるのは、スフィンクスのなぞなぞとかけているのだろう。
第2話では「最初は2本足、次に4本足、最後は3本足なーに?」という、元ネタと少し異なるなぞなぞを出している(答えは同じ第2話の中で明かされている)。

※スフィンクスの「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足。この生き物は何か?」の答えは「人間」。
このなぞなぞは人間の一生を朝昼晩にみたてたもので、「朝」=「赤ちゃん(ハイハイ)」、「昼」=「大人(二足歩行)」、「夜」=「老人(杖をつく)」であるから。

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