ニトロプラス

読み : ニトロプラス

ニトロプラスはPC用ゲームを手がけるゲームメーカー。英表記はNitro+。2004年にBLゲームブランド・Nitro+CHiRAL(ニトロプラスキラル)を立ち上げた。

代表作品は『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』『CHAOS;HEAD』『ソニコミ』『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』など。すーぱーそに子はニトロプラスのイメージキャラクター。

ニトロプラスの由来・意味

社名のニトロプラスは車のエンジンに使用するニトロに由来する。車好きの社長・でじたろうと副社長・もえらが「爆発力のあるニトロをプラスしてさらに加速する」という意味を込めてニトロプラスと命名。ニトロプラスのゲームに車が多く登場するのも車好きの社長・副社長の影響。
※ここで言うニトロはニトログリセリンではなく、ナイトラス・オキサイド・システム(NOS)を指す。

NOSはナイトラス・オキサイド(亜酸化窒素/笑気ガス)というガスを車のエンジン内部に噴射し、一時的に加速させるシステム。名称が爆発性のある有機化合物・ニトログリセリンと似ているため混同してしまうが、ナイトラス・オキサイドを略してニトロ、またはナイトロと呼ばれる。映画やゲームなどではニトロを用いて爆発的に加速する、という演出がよく用いられる。

Nitro+CHiRALの由来

Nitro+CHiRALは光学異性の性質「Chiral(キラル)」が由来と思われる。右手と左手のように鏡写しの関係であるが重ね合わせることができない性質を「Chirality(キラリティ)」と呼び、「キラリティ」があることを「キラル」と呼ぶ。日本語では「対掌性(たいしょうせい)」と呼ばれる。

つまり、鏡写しの存在である左手の甲と右手の掌、または左手の掌と右手の甲は重ねても重なり合わないということ。鏡像と重ね合わせることができる性質は「Achiral(アキラル)」と呼ばれる。

Nitro+CHiRALはBLゲームを中心にしたブランドあるため、男同士は鏡写しの存在であるが決して重ね合わせられない存在である、といった意味が込められているのではないだろうか。そう考えるとなかなか深いネーミングである。

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