昭和シェル石油

読み : ショウワシェルセキユ

昭和シェル石油はオランダの石油エネルギー企業「ロイヤル・ダッチ・シェル」のグループ企業・日本法人で、ガソリンスタンド「シェル」を運営。1985年(昭和60年)に昭和石油とシェル石油が合併し、昭和シェル石油が誕生した。

昭和シェル石油の由来・ロゴの貝の由来

企業名・ロゴの貝は創業者のマ-カス・サミュエルが日本へ訪れた際のエピソードに由来する。サミュエルが19歳の時に商業修行のために日本へ足を運びんだ際、横浜の三浦海岸を訪れ、美しい貝を見て貝殻をあしらった商品を販売することを思いつき、貝殻を散りばめた小箱などを作りロンドンの父親の元に送った。父親がロンドンでサミュエルが作った商品を売り歩き、商売が軌道に乗ると東洋からの輸入商品を扱う専門店を開いた。貝を扱うことから「シェルショップ」と呼ばれるようになった。

一方、サミュエルは23歳(1867年)のころ、横浜で貿易業を営むサミュエル商会を開き、雑貨などの商品をイギリスへ輸出する商売を始めた。軽油を灯油に加工して照明・暖房用に日本などに販売することを思いつき、世界で初となる「石油タンカー」を建造。日本でポピュラーな貝「ミュレックス(アッキ貝)」を最初の船の名前に命名。
1897年にシェル・トランスポート&トレーディング社を設立。
3年後の1900年に石油部門を独立させ、貝印を社のマークとしたライジングサン石油株式会社を設立。社名の名称は、日本が「本が日出る(いづる)国」であることに由来する。
つまり、シェルの名称は貝殻を扱った商売からスタートしたことに由来し、企業ロゴにも使わるようになった。当初はムール貝があしらわれていたが、1904年より現在のホタテ貝が採用された。シェル・トランスポート&トレーディング社の出資者の家紋がヨーロッパホタテであったことから、ホタテ貝が採用されることとなった。
1915年にカリフォルニアで最初のサービスステーションを開いた際に、現在の赤と黄色のカラーリングが選ばれた。カリフォルニアは昔スペイン領であったことから、スペイン国旗の特徴である赤と黄色が採用された。

今でも変わらず貝殻のロゴを使っているのには理由があり、ユダヤ人であったサミュエルがイギリスで成功することに対する反発があったため会社を売却することを決めたのだが、売却にあたり貝殻のマークを使いつづけることを条件のひとつにしたため、今でも貝殻がロゴに使われているそう。

【参考】
シェル(SHELL)石油の貝のマークの話~ (「ユダヤ商法」より)