節分

読み : セツブン

節分は毎年立春の前日に行う行事で、現在は2月3日に行われているが年によって日付が変わる。1985年から2022年ごろまでは2月3日が節分だが、1984年までは2月4日であった。これは立春の日付が数十年単位で変化するためで、立春に合わせて節分の日付も変化する。2022年からは2月2日が節分となる。

節分の由来・意味

節分には「季節を分ける」という意味があり、現在は立春の前日を節分と呼んでいるが、本来は立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日を節分と呼ぶ。春は1年の始まりと考えられており、立春を新年とすると立春の前日である節分は大晦日(1年の最後の日)にあたり、平安時代初期から鬼祓いの儀式として厄や災難を払う「追儺(ついな)」と呼ばれる宮廷の年中行事が節分に行われるようになり、「追儺」をルーツとして室町時代から節分に豆をまいて厄祓いをするという習慣が民間にも広まったとされている。

●豆まきの起源
「追儺」は中国から伝わったと言われており、室町時代に豆をまいて鬼を祓う風習が生まれたとされているのは、宇多天皇の時代に京都の鞍馬山から鬼が現れて都が荒らされた際、豆を投げて鬼の目を潰し、鬼を祓ったという故事が起源となっている。
豆には「魔の目(鬼=魔)」→「魔目(まめ)」→「豆(まめ)」という語呂合せから、豆の力で「魔を滅する」→「魔滅(まめ)という意味が込められている。
また、穀物には魔除けの力が備わっているという信仰も豆まきに通じると考えられており、豆まきには鬼という厄を払い、来年の無病息災を祈る意味が込められている。

豆まきに使う豆は「炒った大豆」を使わなければならない。これは生の豆だと芽が出てきてしまい、芽は「魔の目」に通じるとして縁起が悪いとされており、また「炒る」には「(鬼を)射る」という意味も込められている。

●恵方巻き
節分に食べる巻き寿司は恵方巻きと呼ばれており、その年の恵方を向いて願い事を思い浮かべながら無言で一本食べると御利益がある言われている。恵方はその年の福徳を司る神・歳徳神がいる方向で、一本丸ごと食べるのは「縁を切らない」という意味が、きゅうり・かんぴょうなど7種類の具材を巻くのは七福神に因んで「福を巻き込む」という意味が込められている。

恵方巻きの習慣は大阪地方を中心に行われており、起源には諸説あり単に丸かぶり寿司や巻き寿司と呼ぶこともある。恵方巻きの名称については1998年にセブン-イレブンが商品名に採用したことが始まりと言われている。太巻きを食べるという習慣の起源の諸説のひとつに衝撃的な説があるが、知ってしまうと太巻きを食べれなくなる方もいらっしゃるかと思うので、気になる方だけご覧ください→企業がひた隠しにする、恵方巻きを食べる「直接の由来」とは?

●節分に鰯(いわし)を飾る意味
節分には焼いた鰯の頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺し玄関に飾るという習慣もあり、柊鰯(ひいらぎいわし)と呼ばれている。鰯を焼くと鬼が嫌がる臭いがでるため、臭いで鬼や邪気を追い払い、棘々した柊の葉で鬼の眼を刺すという魔除けの意味があるとされている。