ホンダ・車名由来まとめ

読み : ホンダシャメイユライマトメ

マッドマックス(MADMAX) ホンダ メッキエンブレム シルバー 56×68mm

CR-VはホンダのミドルクラスSUV車で、1995年、オデッセイに続くクリエイティブ・ムーバー(生活創造車)シリーズの第二弾として発売された。最低地上高が高いことで劣悪な道路状態でも走破性を発揮することができ、コストパフォーマンスも高いことから血液搬送車のベース車両としても多く採用されている。

「CR-V」は「Comfortable(快適な) Runabout(自由に走り回る) Vehicle(乗り物)」の頭文字を並べたもの。生活のあらゆるシーンを快適に、軽快で自由に楽しめる車であることを目指して命名された。
ホンダに「CR-Z」という車もあるがこの「CR」とは全く別の由来となっている。

CR-Zの由来

CR-Zはホンダのハッチバックタイプのハイブリッドカー。環境性能を重視したハイブリッドカーでありながらスポーティーなデザインと走る楽しさを感じられる運動性能を備えている。ホンダは環境性能を意識した車両を「Honda Green Machine」と読んでいるが、このCR-Zは「グリーンマシーン3号」となっている。

「CR-Z」は「Compact Renaissance Zero(コンパクト・ルネサンス・ゼロ)」の頭文字を並べたもの。新しいコンパクトカーを創造するという志のもと、原点(ゼロ)に立ち返ってチャレンジするという意味で命名された。
同じホンダの「CR-V」とは「CR」の意味も異なる。

ホンダCR-Zのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報 第437弾)

N BOX・N-ONEの由来

N BOX・N-ONEはホンダの軽自動車。ホンダの軽自動車事業の刷新のために2011年に発売されたのがトールワゴンタイプの「N BOX」。翌年に多彩な空間アレンジが可能な第二弾の「N BOX+」、そして同じ軽自動車「Nシリーズ」の第三弾として発売されたのが「N-ONE」である。

Nシリーズの「N」はホンダがかつて販売していた初の本格的量産四輪モデル「N360」が由来。新たな軽自動車を生み出すに当たりホンダの原点に立ち返り、新たな時代を築く四輪車という思いを受け継いでいる。「N360」の「N」は本田宗一郎が「Norimono(乗り物)」の「N」として命名したと言われる。さらにそこから「新しい次の日本の乗り物を創る」という強い想いで「NEW、NEXT、NIPPON、NORIMONO」の頭文字を共通のネーミングワードとしている。

エブロ 1/43 ホンダ N360 サンルーフ  (イエロー) 43190

「N BOX+」の「+」は新たな発想をプラスし、クルマのある生活にかつてない可能性をもたらしたいという想いから。

「N-ONE」はの「ONE」は「唯一の」他にはないホンダならではの軽「One and Only」、「個人の=1人の」、「みんなの=Everyone」などの想いからの「ONE」

HONDA N-ONE(エヌワン) (CARTOP MOOK ニューカー速報プラス)

アコード(Accord)の由来

アコード(Accord)は1976年に同社のシビックの上位車種として発売され、1985年まではホンダのフラッグシップモデルだった。当初は3ドアハッチバックのみだったが、その後セダンが追加され、さらに派生車種としてワゴンやクーペなど様々な車種が販売されている。1989年に発売された「アコード・インスパイア」は現在「インスパイア」として販売。

「アコード」は英語で「調和」や「一致」といった意味の「Accord」が由来。「人とクルマとをいかに快適に結びつけ”調和”させるか」というテーマを高い次元で満たしたということで命名された。

インサイト(INSIGHT)の由来

インサイト(INSIGHT)はホンダのハッチバック型自動車。1997年の東京モーターショーでコンセプトカー「J-VX」として発表されたものを市販車としてアレンジ1999年に発売したのがこの「インサイト」世界最高水準の低燃費pを目指し開発されたホンダ初のハイブリッドカーである。
2006年に生産が終了したが、2009年に5人乗り5ドアで再登場。車名は同じだがボディ形状も大きく変化している。燃費向上のため全車にエコアシストが標準装備されている。

「インサイト」は英語で「洞察力」や「眼鏡」といった意味の「Insight」であり、「ハイブリッドカーの本格的な普及という新しい時代の到来を洞察するクルマ」という思いから命名された。

インスパイア(INSPIRE)の由来

インスパイア(INSPIRE)はホンダかつて製造・販売していた乗用車。1985年にローバーとの共同開発でレジェンドを発売したが、アコードとの間にラインナップ上の空きが生じたため、レジェンドの上位車種として1989年に「アコード・インスパイア」の名前で発売、当初は人気を集めマークⅡやローレルに迫る人気を見せた。しかし最近では国内でのセダンの需要の縮小と共に販売が伸び悩み、2012年9月に販売が終了した。

英語の「Inspire」には「INSPIRATION(インスピレーション)や霊感(ひらめき)を与え、感動させる」という意味がある。高級車のあり方を新たな視線から見つめ直したインスパイアは、スポーティーでシャープな響きを持つネーミングが高質な走りを予感させる、とのこと。

エディックス(Edix)の由来

エディックス(Edix)はホンダがかつて製造・販売していたトールワゴンタイプの乗用車。同社のシビックをベースとして2005年に発売されたミニバンで、「3by2」という3席×2列の独立シートの6人乗りであることが大きな特徴。全座席が独立シートとなっておりリクライニングも可能であるなど、大人数でも快適に過ごすことができる。2009年8月に国内での販売が終了。

「Edix」は英語で「編集」を意味する「edit」と「6」を意味する「six」を組み合わせた造語。6人のりのミニバンであり、ひとりから6人まで楽しさを思い思いに編集することができるという思いを込めたネーミング。

エリシオン(ELYSION)の由来

エリシオン(ELYSION)はホンダがかつて製造・販売していたミニバン。2003年に同社のラグレイトの後継車として、オデッセイをベースに開発された派生車種。デザインはクルーザーをモチーフにしている。オデッセイよりも一回り大きいが、ラグレイトよりは小さい。2012年6月に廃止となった。

「エリシオン」はギリシャ神話に登場する楽園の名前「Elysion(エーリュシオン)」死後の楽園であり、神々に愛された英雄の魂が暮らす世界。ベースとなっている「オデッセイ」の由来でもある叙事詩「オデッセイア」に登場し、永遠の平和を手にする場所として描かれている。乗る人すべてが上質な時間を楽しむことができるクルマということで名付けられた。

オデッセイ(ODYSSEY)の由来

オデッセイ(ODYSSEY)はホンダのミニバン型乗用車。1994年の発売から高い人気を誇り、現在でもホンダの主要車種の1つとなっている。セダン車よりも広い室内空間ながらもセダンと同等の運動性能があり、全高の低い3列シートでミニバンブームの火付け役ともなった。車名ロゴは3代目のみ「OdyssEy」に変更されたが、それ以外は「ODYSSEY」となっている。

「ODYSSEY」は「長い冒険旅行」という意味であるが、これは古代ギリシャの長編叙情詩「Odysseia(オデッセイア)」が,由来,元ネタ,意味,語源,となっている。そこから、長時間のドライブでも家族や仲間がみんな一緒に、快適かつ安全に冒険旅行が楽しめるということで命名された。

2001年に追加されたスポーティーモデルの「オデッセイ・アブソルート」、「Absolute」は英語で「絶対的な、完全な」といった意味を持つ。

シビック(CIVIC)の由来

シビック(CIVIC)は1972年の発売以降、世界中で販売されホンダの世界戦略を担う基幹車となっている。初代から7代目までは小型乗用車であったが、2005年発売の8代目からは中型乗用車に拡大された。バン、カントリー、シャトル、プロ、クーペ、タイプRの、ハイブリッドなど数多くの派生車種も販売されている。タイプRは走り屋やサーキットでも人気の車種である。

「Civic」は英語で「市民の」という意味を持っている。発売当時は他になかった新鮮なフォルムで、FFやOHCエンジン、コンパクトボディな割にゆとりのある居住空間など、常識を覆す設計はすべて「市民の」ために徹底して追求されたものであった。

ストリーム(STREAM)の由来

ストリーム(STREAM)は2000年にセブンシーター(7人乗り)のスポーティミニバンとして発売された。発売から10ヶ月で販売台数が10万台を越え、当時のホンダの最短記録となった。

「Stream」は英語で「流れ」や「時流」を意味する。走りを予感させる低重心かつ流麗なフォルムを表現しているとともに、当時のミニバンにはなかったスタイルや快適性、走りの融合で21世紀へ向けた全く新しいセブンシーターの「潮流」を創りだすという意志から名付けられた。

ゼスト(ZEST)の由来

ゼスト(ZEST)はホンダのライフと共通のプラットフォームで2006年に発売されたトールワゴンタイプの軽自動車。広い室内空間や荷物の積みやすさなどファミリー向けの車となっている。ゼストとゼストスポーツの2種類が発売されていたが2008年にゼストスポーツは廃止、ゼストスパークが追加された。

「Zest」は英雄で「ぴりっとした」「刺激」「魅力」「熱情」「楽しみ」などという意味がある。「刺激的な楽しさで、生活を豊かに広げるクルマ」として使って欲しい、ということで命名された。

「ゼストスパーク」の「スパーク(Spark)」は英語で「宝石などの煌き」「ひらめき」といった意味がある。「見る人の魂を熱くさせ、圧倒的に煌く存在になる」という思いで命名された。

ゼストスパーク

画像:Wikipedia

バモス(VAMOS)の由来

バモス(VAMOS)1970年にホンダが軽トラック「TN360」をベースとして発売された軽ワンボックスカー。初代は「バモスホンダ」という軽トラックであり、1973年に製造を終了。その後1999年にストリートの後継車種として名称が復活した。高天井仕様の「バモスホビオ」、さらにホビオを4ナンバー化した「バモスホビオプロ」がある。

「Vamos」はスペイン語で「さぁ、行こう!」という意味。英語で言えば「Let’s go!」となる。家族と仲間で新しい世界に出かけたくなる。可能性が拡がる楽しい来るまでありたいという思いから命名された。

派生車種の「バモスホビオ」、「ホビオ(hobio)」はエスペラント語で「趣味」英語で言えば「hobby」となる。趣味やホビーに幅広く活用してほしいという思いから。

フィット(Fit)の由来

フィット(Fit)はホンダのハッチバック型乗用車。5ドアハッチバックタイプが「フィット」4ドアセダンタイプが「フィット・アリア」さらに2011年にはワゴンタイプの「フィット・シャトル」が発売された。発売当初から大きな人気を獲得し、プリウスが発売されるまでは国産車歴代トップの売上を記録したこともある。2007年には世界累計200万台を突破した。日本、中国、北米、南米では「フィット」だが、欧州、東南アジア、中東、オセアニアなどでは「ジャズ」という名称で販売されている。

「fit」は英語で「ぴったりの」という意味を持つ。みんなの生活のあらゆるシーンに「ぴったりフィットする」という思いを込めたネーミング。
「フィット・アリア」の「アリア(Aria)」はオペラの中で歌われる独唱曲のこと。
「フィット・シャトル」の「シャトル(shuttle)」は「人と荷物を安全に、先進の技術で運ぶ」というイメージをスペースシャトルになぞらえて命名された。

フリード(FREED)の由来

フリード(FREED)は2008年5月にモビリオとモビリオスパイクを統合した後継車種として発売された。機能的かつシンプルで、ゆとりを感じさせるデザインとなっている。2010年には2列5人乗りの派生モデル「フリードスパイク」が発売、2011年にはハイブリッド仕様のフリードハイブリッドが追加された。

「FREED」は英語で「自由」を意味する「Freedom」から作られた造語である。従来の常識や定石にとらわれず、どこまでも自由な発送で追い求めた車という意味が込められている。また、「free(自由な)」と「do(行動する)」という意味もある。
派生モデルの「フリードスパイク」の「スパイク」はスパイクシューズのような「タフで機能的」、「遊び心のあるクルマ」という意味。

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