The Doors

読み : ドアーズ

The Doorsはロサンゼルス出身のロックバンド。
ヴォーカルのジム・モリソンの文学的な詩にサイケデリック・ロックが融合した音楽は唯一無二。
ジム・モリソンの死後、2作のアルバムを発表した後解散。
その後、何度か再結成している。

ハートに火をつけて

The Doorsの由来

バンド名はオルダス・ハックスレーの著書『The doors of perception(知覚の扉)』が由来となっている。
オルダス・ハックスレーはイギリスの作家で、
『知覚の扉』はウィリアム・ブレーク(18世紀の詩人)の詩の一節が由来となっていて、
自らが体験した幻覚剤・メスカリンの実験内容を記した著書。

If the doors of perception were cleansed, everything would appear to man as it truly is, infinite.
(もし知覚の扉が浄化されるならば、全ての物は人間にとってありのままに現れ、無限に見える。)

ジム・モリソンの詩

ジム・モリソンの書く詩は文学的で、
UCLA大学在籍時にレイ・マンザレク(ピアノ・オルガン)と出会い、マンザレクがモリソンの書く詩に惹かれバンドを結したこと、『知覚の扉』がバンド名の由来となっていることからも音楽に文学を取り入れようとする姿勢が感じられる。

知覚の扉 (平凡社ライブラリー)

モリソンは自らのことを「ミスター・モジョ・ライジン(Mr. Mojo Risin)」呼んでいた。
Mr. Mojo Risin“は”Jim Morrison“のアナグラム(言葉の入れ替え)。

マンガ「BECK」で主人公のコユキが『OUT OF THE HOLE』の歌詞が思い浮かばず、
『The End』の歌詞を引用し”ジム・モリソンのパクリじゃねーか! “と竜介に怒られるシーンが登場する。

ジム・モリソンの死

革パンツを履いてステージに立つモリソンはロックスターとなりセックスシンボルとなったが、モリソンにとっては自分の詩の中にこそ真価があると考えていたため次第にフラストレーションが溜まっていき、
1969年のフロリダ州マイアミでのコンサート中に自分のイチモツを出して自慰行為を行ったため、
公然わいせつ罪で逮捕されることとなった。
※今は実際には出していなかったという見解があり、
2007年にThe Doorsのファンが1969年の公然わいせつ罪について恩赦を求めるフロリダ州知事宛てに手紙を出し、
2010年12月に恩赦が認めれれた。

モリソンはバンド結成前から様々なドラッグを使用し多量飲酒を繰り返していたが、
逮捕されたことをきっかけにツアーがキャンセルとなり、
訴訟を抱え込むこととなったため、
モリソンはドラッグと酒にい溺れていき、
不摂生な生活を送っていたためモリソンは次第に太っていった。

そんな生活から離れて詩作に専念するため、
『L.A.ウーマン』録音後にガールフレンドのパメラ・カースンとともにパリに渡った。
しかし1971年7月3日、パリのアパートでモリソンは客死してしまう。
死因は心臓発作であると発表されたが、
パメラの証言などから薬物の過剰摂取が原因ではないかとの見解もある。

一部のファンはモリソンの死は偽装であるとの噂を信じており、
ロックスターであることの疲弊や生前にバンドのメンバーに冗談まじりに”アフリカへの逃亡”を話していたこと、
葬儀が秘密裏に行われたこと、
墓のサイズがモリソンの遺体を入れるには小さいのではないかという噂が信じる根拠となっているようだ。

ロック界における”27クラブ”とイニシャル”J”

27歳でこの世を去ったロックやブルースのミュージシャンのことを”27クラブ“と呼ぶ。
ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリンというロックスターが揃って27歳で他界し、
その後にジム・モリソンが27歳で他界している。
彼らのイニシャルには共通して”J“が含まれている。