テザリング

読み : テザリング

テザリングはデータ通信機能を内蔵したスマートフォンなどをモバイルルーターのような外部モデムとして使用し、ノートPCやタブレットなどのネット接続を可能にする機能。
通常、ノートPCやタブレットなどを外でネットに接続するにはモバイルルーターなどが必要だが、Bluetoothまたは無線LAN経由でノートPCとスマートフォンを接続することでモバイルルーターなしでネットに接続することができる。

テザリング

iPhoneにはテザリング機能は備わっているが(iOS3.0から)、通信事業者によってテザリング機能の利用の可否が決められている。ソフトバンクではこれまでテザリングに非対応であったが、2012年1月15日よりテザリングを解禁。LTE対応スマートフォンでテザリングが可能となる。LTEは3Gの約3倍ほどのトラフィック(データの情報量)の容量があるため、3Gでテザリング対応に二の足を踏んでいたソフトバンクもLTE対応のiPhone5の登場により、ついにテザリングを解禁することとなった。
auでも次世代高速通信・LTEを用いた「4G LTE」を利用することでテザリングが可能となる。
iPhoneでテザリングを利用するには脱獄、またはSIMフリー化する必要があったが、テザリング解禁によって脱獄なしでもテザリングが可能となった。

LTEとは?

テザリングの意味

「テザリング(tethering)」は「つなぐ、連結」を意味する英単語。スマートフォンを媒体としてノートPCやタブレットなどの他の機器をインターネットに「つなぐ」役割を持つことを意味する。

「デザリング」について

「テザリング」という言葉がまだそれほど一般的に浸透していないためか「」を「」と間違えて「デザリング」と書いてしまう人が非常に多い。「Tethering」なので「テ」が濁るということはないのだが、この勘違いはあまりにも多く、au版iPhone5でテザリングが可能だと判明した翌日にはTwitterのトレンドに「ザリング」が入るほどであった。

なぜこれほどまでに「デザリング」と間違う人が多いのか、「テザリング」よりも「デザリング」の方が何か響き的にしっくりくるということもあるだろうし、「ノイズを加える」という意味の「ディザリング」という言葉があり、それと混同している可能性もある。「ディザ」はPhotoshopなんかを使っていると目にすることもある単語だ。

結局もともとただの読み間違いである「ザリング」なのだが、あまりにも「デ」と勘違いしている人が多いためなんとKDDI(au)がこの『デザリング』という単語の商標登録を2011年2月に出願しているのです。「テザリング」ではなく「デザリング」を、です。さらに併せて「デザリングケータイ」や「デザリングスマフォン」なども出願しています。さらにKDDIはこの「デザリング」の出願の一週間後に今度は正しい方の「テザリング」でも商標登録を出願しています。「デザリング」で出願した時には誤用だけど広まっていくと先を読んでの事かと思われましたが、もしかしたらKDDIも「デザリング」だと勘違いして出願したのかもと言われるように…まさかね…

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