じん(自然の敵P)

読み : ジン シゼンノテキピー

じん(自然の敵P)は北海道利尻島出身の作詞/作曲家、小説家。VOCALOID(初音ミク)を使った楽曲を制作する音楽家であり、小説『カゲロウデイズ』(自身の同名楽曲を小説化)を執筆する小説家でもある。『カゲロウデイズ』は佐藤まひろによって漫画化(キャラクター原案・しづ/わんにゃんぷー)されている。

ニコニコ動画に最初の楽曲となる『人造エネミー』を投稿し、3作目となる投稿楽曲『カゲロウデイズ』は250万再生されVOCALOID殿堂入りを果たした。じん(自然の敵P)が制作する楽曲、および楽曲を題材とした小説など世界観がつながった作品群は『カゲロウプロジェクト』と呼ばれる。

『人造エネミー』は電脳少女のストーリー、『カゲロウデイズ』は8月14日と15日を繰り替えす少年と少女のストーリー、など楽曲には物語がある。

じん(自然の敵P)の由来・意味

「自然の敵P」という変わったアーティスト名はニコニコ動画で付けられたタグに由来する。「自然の敵P」はニコニコ動画で初めて投稿した楽曲『人造エネミー』を聴いたユーザーから最初にタグ付けされた名前であり、タグを付けた命名者は「人造エネミー」=「人が造った敵」=「人工物でさらに敵ということは自然にとっても敵」という意味で付けたようだ。Pはプロデューサーを意味する。

「エネミー」は確かに「敵」を意味する英単語だが、「人造エネミー」=「自然の敵」というのは命名者は少し解釈を取り違えているよう。しかし、じん(自然の敵P)はそのダサい感じが気に入っているそうだ。

※ニコニコ動画ではVOCALOIDを使った楽曲を作る人は「ボカロP(Pはプロデューサーの略)」、また「(任意の名前)P」と呼ばれる。作曲者が自らPを名乗らない場合は曲を聴いた人がタグに入力して名前を付ける慣習がある。付けられたタグの中から任意のタグをロック(タグロック)することで以降はそのタグを自身の名前として名乗ることができる。複数のタグから選べることを知らなかったじん(自然の敵P)は最初に付けられた「自然の敵P」をタグロックしてしまったそうだが本人は気に入っている様子。(じんの本名は不明)

参考:「自然の敵P」の由来(ナタリーインタビュー)

じん(自然の敵P)がニコニコ動画に初投稿し、「自然の敵P」のタグが付けられた楽曲『人造エネミー』

『人造エネミー』収録アルバム『メカクシデイズ』

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