REFLECTION(Mr.Children)

読み : リフレクション

『REFLECTION』はMr.Childrenの18枚目のオリジナルアルバム。
本作は『{Naked}』と『{Drip}』の2種類の形態で発売され、『{Naked}』は完全生産限定版でのみ聴くことができる。『{Naked}』は全23曲、『{Drip}』はその中から絞りこまれた14曲を収録。

本アルバムはデビューアルバムからMr.Childrenのプロデューサーを務めていた小林武史から離れ、セルフプロデュースで制作された。『{Naked}』の中で小林武史との共同プロデュースで制作されたのは『斜陽』『Melody』『蜘蛛の糸』『放たれる』『REM』『幻聴』の6曲。これらの6曲に加え『fantasy』『FIGHT CLUB』は小林武史がキーボードを担当している。

REFLECTION(Mr.Children)の由来・意味

『REFLECTION』というアルバムタイトルは、ギターの田原健一が命名
Mr.Childrenのアーティスト写真を撮影している写真家の齋藤陽道(さいとうはるみち)が撮影した作品の中に、客席とステージの間に緑色の光が映り込んだ印象的な写真があった。その写真を見た田原健一は、「僕らの発している音楽の何かと、お客さんが感じてくれている何かが出会って反射し合うことで出来上がったものではないか?」と考え、「Reflection」=「反射」というタイトルを提案。

「Naked」は「裸の、むき出しの」という意味で、『{Naked}』にはタイトルの通り本アルバムのために制作されたむき出しの全23曲が収録されている。
「Drip」は「滴がたれる」という意味で、コーヒー豆に熱湯を注いでこしだす漉(こ)し出すことを「ドリップ」と呼ぶ。むき出しの23曲中から、コーヒーのドリップのように漉し出した14曲が収録されていると解釈できる。

Starting Overの由来・意味

※以下、REFLECTION{Naked}』の歌詞カードに掲載さている解説を参照
収録曲の『Starting Over』(アニメ映画『バケモノの子』主題歌)は、元々は『ノブナガ』という仮タイトルであった。
フジテレビの月9ドラマ『信長協奏曲』のタイアップの話がもたらされ、作りかけていた新しい曲を『ノブナガ』という仮タイトルで作り始め、『ノブナガ』から『Be Strong』という曲になった。アレンジも含めてほぼ完成されていたが、周りから「新鮮味に欠ける」という意見が出され、全員が「これだ」と思えるものに辿り着けなかったことから一旦レコーディングを中断する

そして翌日、桜井和寿は別のメロディの曲を思いつき、『Be Strong(ノブナガ)』とは違う曲『足音』が生まれた。別の曲である『Be Strong』が『足音』のサブタイトルとなり、『足音〜Be Strong』となった。

『足音』という新しい曲が生まれたため『Be Strong』はボツになったのだが、桜井和寿は一番最初に作った状態の『ノブナガ』を聴き返した。元々『足音』のように「靴」に関する歌詞が書かれていたが、聴き返した時に「肥大したモンスターの頭」という歌詞が思い浮かび、『ノブナガ』が『Starting Over』として生まれ変わることとなった

※以下、2015年6月16日放送のNHK番組『SONGS』参照
桜井和寿いわく、事務所がかわり、デビューアルバムからプロデューサーとして携わってきた小林武史がいなくなり、このタイミングで「Mr.Childrenが良くなくなったよね」と言われるのがイヤでプレッシャーも感じていたが、それは同時に邪念でもあると考え、この曲で一回自分の中のモンスターを撃ち殺すという意味を込めているとのこと。肥大したモンスターというのはトップを走り続けなければならない桜井和寿自身であり、Mr.Childrenそのものを指している。

「Starting over」は「最初からやり直す」=「新たなる旅立ち」という意味で、桜井和寿は「自分の中のモンスターを撃ち殺してもまたモンスターが出てくるけれど、そうやって何かを終わらせてまた何かを始めていくということを繰り返していきたい」と本曲について語っている。

ちなみに『Starting Over』のCメロの「真夜中の静寂」の「静寂」は「しじま」と読む。

『街の風景』の原曲

『{Naked}』収録の『街の風景』は元々は『パノラマの街』という曲であった
『パノラマの街』は毎年クリスマス前後に放送される小田和正主催の音楽番組『クリスマスの約束』の2013年の放送回に桜井和寿が出演することとなり、小田和正から桜井和寿に2人で曲を書かないかと持ちかけられたことをきっかけに誕生した曲である。

小田和正からのサイモン&ガーファンクルの『ボクサー』のような曲はどうか?との提案を受け、桜井和寿がベースとなる曲を書き上げた。この曲を2人でアレンジし、『パノラマの街』として完成させ、『クリスマスの約束』で披露された。

『街の風景』は「ラララ2」というデモテープを元にMr.Childrenのオリジナル曲として完成されたのだが、『パノラマの街』にある大サビがカットされ、『パノラマの街』にはない「ララララララっと笑って」と歌う部分が加えられた。歌詞の大筋は『パノラマの街』と同じだが、『街の風景』には大サビの部分がない。