REM(Mr.Children)

読み : レム

『REM』はMr.Childrenの2013年5月29日リリースの配信限定シングル。
配信限定シングルとして5作目となる本曲は映画『リアル~完全なる首長竜の日~』の主題歌として書き下ろされた楽曲。
本映画は乾緑郎(いぬいろくろう)の『完全なる首長竜の日』を映画化したもので、自殺未遂によって昏睡状態になった人と「センシング」という最新の医療技術を用いて対話するというストーリー。映画では脚色が加えられ、主人公と姉弟という関係だが映画では幼馴染の恋人同士となっている。
映画のプロデューサー・平野隆は「とにかくぶっ飛ばしてくれ!」と依頼し、桜井和寿は台本を読んで本曲を書き下ろした。平野隆は本曲を「Mr.Children史上、最も激しいロック」と評している。

REMの意味・由来

タイトルの『REM』は「REM睡眠(レム睡眠)」が由来となっている。「レム睡眠」は睡眠中に眼球が急速に動く”急速眼球運動”を意味し、体は眠っているが脳が活動している状態で無意識に眼球が動く現象。
映画『リアル~完全なる首長竜の日~』は自殺未遂で昏睡状態になり眠り続ける恋人を救うために「センシング」を用いて主人公が恋人の潜在意識の中に入っていく内容であり、眠っているが脳は活動している「レム睡眠」と一致する。映画のために書き下ろされた『REM』は”夢”を想起させる歌詞となっており、本映画が潜在意識という仮想の世界と現実を行き来する内容であるように『REM』のPVは桜井和寿が現実と仮想の世界を行き来する内容となっている。
※「センシング」は「SCインターフェース」という機器を通じて昏睡状態にある患者をコミュニケーションをする医療技術。

反対に体も脳も眠っている状態が「ノンレム睡眠」で睡眠中は両状態が交互に発生し、約90分おきに「レム睡眠」の状態となる。夢を見るのは「レム睡眠」の時が多く、レム睡眠中に目を覚ますと夢の内容を覚えていることが多い。

歌詞中の用語解説

●ヘンゼルとグレーテル
『REM』の歌詞に登場する「ヘンゼルとグレーテル」はグリム童話のひとつで母親に森に置き去りにされた兄妹が魔女に捉えられるが、魔女をかまどに突き飛ばして焼き殺した後に宝石などを家に持ち帰るという話。
原作はこのように残酷な内容のため、子供向けにお菓子の家を登場させたりストーリーが変えられてたものが多い。

●シャングリラ
「シャングリラ」はイギリスの作家ジェームズ・ヒルトンの1933年の小説『失われた地平線』に登場する理想郷(ユートピア)の名前。

●dang-ding-dong
「dang」は「ちくしょう!」といった意味で「ding dong」は「鐘の音」を表す擬音語、または「馬鹿じゃないの?」「けんか」といった意味でも使われる。dang-ding-dongという表現は英語にないため何を意味しているかは不明だが、語感で付けられた可能性と「ちくしょう!馬鹿やろう!」といった意味で付けられた可能性が考えられる。

PVに登場する獣の被り物は睡眠誘導法で用いられる羊であると思われる。