お前も蠟人形にしてやろうか

読み : オマエモロウニンギョウニシテヤロウカ

蝋人形(ろうにんぎょう)とは、蝋(ワックス)で作られた彫像のこと。
有名人をモデルにした蝋人形が作られることが多く、肌の質感が非常にリアルなため出来が良い蝋人形は本人と見間違いそうになる。

蝋の字体が蝉(せみ)と似ているので読み間違えないように注意されたし。
蝉人形(せみにんぎょう)があったらそれはそれで怖い。

ブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの蝋人形。

Credit by:nekotank https://www.flickr.com/photos/knkcat/2557918124

お前も蠟人形にしてやろうかの元ネタ

「お前も蠟人形にしてやろうか」というフレーズは、ヘヴィメタバンド・聖飢魔IIの曲『蝋人形の館』が元ネタである。
魔暦紀元前13年(1986年)4月2日の小教典(シングル)で、大教典(アルバム)『THE END OF THE CENTURY』と同時発布(発売)された。
作詞作曲はギターのダミアン浜田(聖飢魔IIの創始者)。

ボーカルのデーモン閣下が曲の冒頭で毎晩叫び声が聞こえる、森の奥にある古い屋敷について静かに語り始めた後、「お前も蠟人形にしてやろうか!!」と叫んで曲が始まる。
その屋敷は少女が生贄として殺人儀式が行われる恐怖の館で、「お前も蠟人形にしてやろうか!!」というのは悪魔に生贄にされ、生きたまま蝋人形にされるという意味である。

なぜそんなひどいことをするのかって?
デーモン閣下は地獄から来た悪魔教教祖だからだよ。
若い方は好角家(相撲ファン)のイメージが強いかもしれないが、閣下は人を蝋人形にしてしまう恐ろしい悪魔なんだよ。

オリジナルの歌詞は「お前も蠟人形にしてやろうか!!」だが、ライブでは「お前は蝋人形にしてやらない!!」とフェイントをかますこともある。
せえへんのかい!
いや、されたら嫌だけど。

「お前も蠟人形にしてやろうか!!」は5分35秒あたりから。
※ライブバージョンなのでプロローグは原曲とは異なる。

2005年公開の同名タイトルの映画『蝋人形の館(原題:HOUSE OF WAX)』があるが、こちらは聖飢魔Ⅱとは関係ない。
原題の『HOUSE OF WAX』を邦題にしたのが『蝋人形の館』だが、恐らく聖飢魔Ⅱの同名曲を参考に考案されたのだろう。
『蝋人形の館』は聖飢魔Ⅱが先であるが、映画公開から4年後のD.C.11年(2009年)に発布された大教典『悪魔 NATIVITY “SONGS OF THE SWORD”』に『蝋人形の館』の全英詞バージョン『THE HOUSE OF WAX』が収録されている。