蒼氓

読み : ソウボウ

『蒼氓(そうぼう)』は山下達郎の1988年のアルバム『僕の中の少年』収録曲。
JACCS(ジャックス)カードのCMシリーズ「由佳と和也篇」の挿入歌として起用され、1996年に東幹久が出演した同CMでも使用されていた。
シングル曲ではないがベストアルバム『TREASURE』に収録されるなど、山下達郎自身にとっても思い入れの深い曲なのである。

僕の中の少年

『蒼氓』の意味

『蒼氓(そうぼう)』は「無名の民」を意味する。山下達郎個人の思想信条を表している曲であり、曲の内容を示すにはこれ以上の言葉はないと語っている。
ラストの印象的な「ラララ」のコーラスは、桑田佳祐・原由子夫妻山下達郎・竹内まりや夫妻の4人で歌っている。「桑田夫妻の無垢な声の響きが、この作品に拡張を与えてくれた」と『TREASURES』のライナーノーツで語っている。

TREASURES

山下達郎の人生における信条がこの曲には込められている。

憧れや名誉はいらない
華やかな夢も欲しくない
生き続けることの意味
それだけを待ち望んでいたい

『蒼氓』は人生を歌った曲。物語性のあるCMにマッチし、非常に深みがある。テレビでは各話バラバラに放送されていたが、まとめて見るとひとつのドラマのよう。CMなのにグッとくるものがある。

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