コクリコ坂

読み : コクリコザカ

コクリコ坂は佐山哲郎原作・高橋千鶴作画による漫画およびこれを原作としてスタジオジブリの映画『コクリコ坂から』に登場する坂の名前。
映画の原作となった漫画は雑誌『なかよし』で1980年に全8話で掲載された。スタジオジブリによる劇場版は2011年に公開。宮崎吾朗の監督第2作めとなる。

コクリコ坂の由来・意味

タイトル、あるいは物語に登場する「コクリコ坂」や「コクリコ荘」の「コクリコ」はフランス語で「ヒナゲシ」を意味している。ヒナゲシは「グビジンソウ」とも呼ばれ、花言葉は「恋の予感」や「思いやり」「忍耐」「妄想」などがある。

ヒナゲシ

ヒナゲシ

映画版の物語の舞台は1963年の横浜となっているが、コクリコ坂という坂についてはあくまでもイメージであり特定のモデルはない、と宮崎吾朗監督がインタビューで語っている。映画の封切りに併せて発売された『コクリコ坂からビジュアルガイド~横浜恋物語~』には「旧谷戸坂」という坂がモデルではないかと紹介されているようだが、劇中の坂とは似ても似つかないという。

ただしこれはあくまで映画版の話。原作となっている漫画版は横浜ではなく東京が舞台となっており、文京区にある「音羽の坂」という坂がコクリコ坂のモデルになっているのだそうな。そしてこの音羽の坂にあったレストラン「コクリコ」というのがタイトルの由来となっているという。原作の連載時にはよくこのレストランで出版や編集の打ち合わせを行ったそうである。Googleのストリートビューでも坂とお店を見ることができる。

漫画版はこんな感じ

メルの由来

主人公の小松崎 海は作中で友人などから「メル」と呼ばれている。映画版を見ていてもその説明はないため「メル?」となってしまうわけだが、これは「海」という名前からきているアダ名。「海」はフランス語で「ラ・メール(la mer)」となり、それを縮めて「メル」と呼ばれているのである。北斗から教えてもらった、という設定になっている。

カルチェラタンは別記事で解説→カルチェラタン