トレインスポッティング(Trainspotting)

読み : トレインスポッティング

『トレインスポッティング(Trainspotting)』はダニー・ボイル監督、ユアン・マクレガー主演で1996年に公開されたイギリスの映画。原作はスコットランドの小説家・アーヴィン・ウェルシュの同名小説。ヘロイン中毒の若者を描いた映画で斬新な映像とドラッグ中毒の生々しい実態を描き衝撃を与えた。原作者のアーヴィンもドラッグの売人・マイキー役で出演している。

『トレインスポッティング』の意味・由来

「トレインスポッティング(Trainspotting)」は元々は「鉄道マニア」を意味する単語で、原作者のアーヴィン・ウェルシュは「ヘロイン中毒者(麻薬中毒者)」の暗喩としてこの言葉を使っている。劇中に「鉄道マニア」は登場しないため、「トレインスポッティング」の意味については様々な憶測があるが、映画の舞台になったスコットランド首都エディンバラの北部にあるリースにはドラッグをキメる場所として使用されていた廃線があり、廃線でドラッグをキメる彼らを「鉄道マニア」と揶揄して「奴らはトレインスポッティングだ」と言うようになったのが由来であるとの説がある。また、平凡な人生から逃避するために麻薬に手を出してしまう若者を身近な「鉄道マニア」になぞらえているという説もある。

「spot」には「見つける」「場所」という意味があり、目的の電車を見つけようと線路脇で待ち構えることから「Train」+「spotter」=「Trainspotter(電車を見つける人)」となり、「Trainspotter」は電車のナンバーや型式を覚えたり当てたりする人を意味し、「鉄道マニア」という意味で使われるようになった。「Trainspotting」はナンバープレート収集、車両研究、鉄道撮影を意味し、「特定の場所(スポット)に溜まる」という意味でも使われる。このことから映画がヒットした後、イギリスではクラブに出入りする人を「トレインスポッターズ」と呼ぶようになった。

【参考】
「トレインスポッティング」の意味についての正しい理解
鉄道マニアと麻薬常習者の関係は?!映画『トレインスポッティング』からの出題