ロリコン(ロリータ・コンプレックス)

読み : ロリータ・コンプレックス

ロリコンはロリータ・コンプレックスの略称で男性が年の離れた年下の女子に対して恋愛感情や好意を抱くことを意味する。ロリコンの定義は非常にあいまいで何歳までがロリコンでそうでないのかというハッキリした年齢の定義がないが、一般的に18歳未満の女子を対象に恋愛感情を抱いた場合にロリコンと呼ばれることが多い。しばしば個人が主観で定義することもあり、幼い顔立ちの年上の女性に好意を抱いた場合もロリコンと呼ばれることもある。反対に女性が少年に好意を抱くことをショタコンと呼ぶ。
ショタコン

フリルやレースがついた少女っぽいファッションをロリータ・ファッションと呼ぶが性的嗜好ではなくファッション的嗜好のため、ロリコンにおけるロリータとは少し意味が異なる。区別するためにロリータ・ファッションをロリィタと表記することもある。

ロリコン(ロリータ・コンプレックス)の由来

ロリータ・コンプレックスという名称はロシアの作家ウラジーミル・ナボコフの小説『ロリータ(Lolita)』が由来となっている。『ロリータ』という小説は、大学教授のハンバート・ハンバート氏が少年時代に死別した恋人に面影が似たロリータの愛称を持つ少女、ドロレス・ヘイズに恋をする物語。ハンバート氏はロリータに近づくために未亡人である彼女の母親と結婚する。出会った当時ロリータは12歳であり、ハンバート氏は今で言う立派なロリコン親父。

ロリータ・コンプレックスの由来はこの小説『ロリータ』だが、作中でロリータ・コンプレックスという言葉は使われておらず、日本で使われはじめた和製英語である。いつからロリータ・コンプレックスという言葉が使われはじめたのかはハッキリ分かっていないが、1969年出版の『ロリータ・コンプレックス』(ラッセル・トレーナー)の和訳では言葉としては使われているものの、”少女が中年男性に興味を持つ”という意味で使われているため、現在のロリコンとは異なる。1974年出版の和田慎二の『キャベツ畑でつまずいて』でロリータ・コンプレックスという言葉が使われているため、初出に近い作品として挙げられている。
母親に対して強い愛着を持つ男性をマザコン(マザーコンプレックス)と呼ぶことから、おそらく同様の定義でロリータ・コンプレックスという言葉が誕生したと思われる。1970年代後半~1980年あたりにかけて広く使われるようになった。

小説『ロリータ』はスタンリー・キューブリックにより1962年に映画化されている。