プア充

読み : プアジュウ

プア充の意味・プア充とは?

プアは「Poor(貧しい)」を意味し、プア充は経済的に裕福ではないが、生活や人生が充実している人を意味する。プア充という言葉の元ネタは、宗教学者・島田裕巳氏の著書『プア充 -高収入は、要らない-』。島田氏は本著でプライベートの時間を犠牲にして身を粉にして働いて高収入を得るよりも、限られた収入の中で生活や人生を充実させることを提唱している。
リアル(現実)の生活が充実している人=リア充の派生語のひとつ。

プア充の考え方

出世や昇給のためには残業や休日出勤をするなどプライベートの時間を犠牲にしなければならず、出世したとしても仕事量と責任が増えますますプライベートの時間はなくなり、仕事のストレスも増えるため、ストレス解消にかける支出も増えてしまう。収入の増加に比例して物欲も上昇するため、結果的に支出が増えることとなる。

一方、プア充は年収300万円ほどの収入でも100円ショップを利用したり安いワインで宅飲みするなど、贅沢をせず工夫して生活を充実させる考え方で、仏教用語の「少欲知足(しょうよくちそく)」の考えをベースにしている。仕事による肉体的・精神的なストレスが少ないため、収入が少なくても得られる幸福感の割合が多くなり、出世や高収入に囚われずプライベートの時間を大切にする生き方がプア充の考え。また、収入を得ることに力を注ぎすぎると人間関係を築いたり維持する時間がなくなるが、プライベートの時間が確保しやすいプア充は人間関係を築きやすいという点もメリットとして挙げられる。
※「少欲知足」は欲を全くなくすのではなく、欲張りすぎず現状で満足できるよう努める考え方

これに対しリアルなプア充層からは、親の介護や老後のことを考えると昇給しないと不安、出産と育児にはお金が必要なため共働きでも生活はギリギリといった現実的な意見も寄せられている。
さらにプア充層に対しバイト勤務や非正規雇用で働く層からは、正社員として働き年収300万円を得ているプア充層は全然プアではないという意見も。
プア充というのはあくまでもひとつの考え方であるため、個人個人の視点によってプア(貧しい)であるかそうでないか、充実しているかしていないかなど捉え方は変わるが、プア充の根幹にあるのは、現状のもので幸福感を得られるように自分で工夫するという考え方である。