プロ彼女

読み : プロカノジョ

プロ彼女はお金を出して付き合うとか、そういう言葉ではない。風俗も関係ない。
プロ彼女の正しい意味をこれから解説したいと思ふ。
「2015ユーキャン新語・流行語大賞」ノミネート用語


※写真はイメージです。本記事の内容とは関係ありません。

プロ彼女とは – 意味

プロ彼女とは、芸能人やプロスポーツ選手など有名人だけを狙って交際する一般女性、または容姿端麗で性格もいい非の打ち所がない彼女を意味する。前者の意味の場合は皮肉が込められている。2つの異なる意味で使われているが、本来は前者の使い方が正しい

プロ彼女に2つの異なる意味が存在するのには、以下のような経緯がある。

まず、プロ彼女という言葉は、エッセイストの能町みね子が『週刊文春』でロンドンブーツ1号2号・田村淳の結婚相手の女性に対し、「プロの女性」と書いたことが由来となっている。元ファッションモデルで事務所所属経験があったが、一般女性と称した彼女に対する皮肉として「プロの女性」と書いた。

その後、ニッポン放送のラジオ番組『オールナイトニッポン』でマンガ家の久保ミツロウとのトークの中でプロ彼女という言葉が生まれた。

元モデルなど芸能界の経験はあれどネットで検索しても名前や過去のブログなどは出てこない、でも芸能人やプロスポーツ選手とばかり交際しており、一般女性と報道される女性、というのがプロ彼女の本来の定義。一般女性と言うけれど、全然一般じゃない、という皮肉の意味を込めて2人はプロ彼女という言葉を用いた。

2人は皮肉の意味を込めた言葉として使っているものの、プロ彼女と呼ばれる女性たちはすごく努力をしていて、自分たちには追いつけない存在だということを認めているため、皮肉だけでなく賞賛のニュアンスも込められている。

このように、元々は芸能人と交際する女性への皮肉を込めてプロ彼女という言葉が生まれたわけだが、「週刊女性」はプロ彼女を容姿端麗で性格もいい非の打ち所がない彼女、という本来の意味から外れた使い方をし、プロ彼女が間違った意味で広まることに。

さらにフジテレビのバラエティ番組『ホンマでっか!?TV』でも「完璧すぎて怖い女」という本来の意味とは違った解釈がされ、評論家まで間違った使い方をするという事態に…。プロ彼女という言葉の生みの親である能町みね子はTwitterで以下のように苦言を呈した。

参考:能町みね子さん「プロ彼女」の“誤用”嘆く「だいぶ間違った解釈」
能町みね子 NHK『ねほりんはほりん』プロ彼女特集を絶賛する
「プロ彼女」「家事ハラ」「負け犬」なぜみんな逆の意味になってしまうのか?

まとめると、プロ彼女は芸能人を狙って交際する女性に対する皮肉の言葉であり、非の打ち所のない完璧な彼女という褒める意味で用いる言葉ではない。男に徹底的に尽くしたり、料理上手で性格もいい女性を指す言葉ではないため、誤用には注意。