ポンジュース

読み : ポンジュース

ポンジュースは愛媛県松山市に本社を置く株式会社えひめ飲料が販売している果汁飲料。
愛媛県の特産品・みかんを使ったジュース以外に、ポンフルーツミックスジュース、ポングレープジュース、ポンアップルジュースなど、「ポン」の名が付いた果汁飲料も販売している。
1952年から発売開始されたロングセラーの果汁飲料で、「愛媛のまじめなジュースです」のコピーで知られる。

ポンジュースの由来・意味

ポンジュースという商品名は発売当時の愛媛県知事・久松定武氏が名づけた。日本一(ニッポンイチ)になるようにという願いを込めて日本一から「ポン」を取ってポンジュースと名付けられた。「ポン」は日本一以外にも、オランダ語で柑橘果汁を意味する「pons」、英語で果樹栽培法を意味する「pomology」、柑橘類の一種である文旦(ぶんたん)の英名「pomelo」なども由来となっている。ポンの英綴りが「pom」であるのも「pomology」や「pomelo」に由来する。
というのがポンジュースの公式ホームページに掲載されている由来である→ポンジュースQ&A

ここからは余談になるが、ポンジュースの名付け親は久松定武氏とされているが、「ポン」という名称の案を出したのは東京出張所の渡邊衛所長が依頼した映画の惹句師(じゃっくし)である。惹句師は今でいうところのコピーライターのような仕事で、「日本(ニッポン)」の「ポン」からポンジュースという名称が提案された。
しかし、「ポン」というのは愛媛の方言で「糞(大便)」を意味するためなかなか決定に至らなかった。そこで当時、愛媛知事を務めていた久松定武氏に決めてもらおうという話になり、久松知事はフランス語で「こんにちわ」を意味する「Bonjour(ボンジュール)」や「良い、おいしい」を意味する「bon(ボン)に似ているので良い名前ではないかと推したため、ポンジュースに決定した。提案したのは惹句師であるが、久松氏の発言によりポンジュースに決定したため久松氏が名付け親とされている。
参考:愛媛県青果連「ポンジュース」

愛媛では蛇口からポンジュースが出る?

愛媛県はみかんが特産品として知られているためか、「愛媛では蛇口からポンジュースが出る」という都市伝説的な噂がある。青い蛇口からは水、赤い蛇口からはお湯、オレンジの蛇口からはポンジュースが出るといった話まで出回っている。この話は昭和50年代頃からある話で、各地方から人が集まる大学でお国自慢話をする際、愛媛県人が「愛媛では蛇口からポンジュースが出る」と冗談で言ったのが始まりであるとされている。

この話は冗談から生まれた都市伝説だが、ポンジュースの販売元であるえひめ飲料は「ポンジュース蛇口」を実際に作って公開している。現在、「ポンジュース蛇口」は松山空港2階の出発ロビーに設置されており、毎月第3日曜日の10時から14時まで無料で「ポンジュース蛇口」を体験することができる。蛇口をひねるとオレンジ色のポンジュースが出てくる。松山空港の「ポンジュース蛇口」はポンジュースにかぎらず、みかんジュースやいよかんジュースが出るとのこと。

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