白い恋人

読み : シロイコイビト

「白い恋人」は北海道札幌市にある菓子メーカー・石屋製菓が製造しているお菓子。北海道土産の定番で、チョコレートが入ったラング・ド・シャクッキー。
1976年より販売を開始し、1986年にモンドセレクション金賞を受賞。
北海道限定販売のお菓子として販売したことで土産物として人気を獲得。
現在は年間約2億枚を売り上げる超有名お菓子となった。

パッケージに描かれている山は北海道の利尻山。「白い恋人」はヨーロッパ風のお菓子を目指していており、当時の社長が利尻を訪れた際にスイスの山並みのようだと感激してパッケージに描いた。

「白い恋人」の由来

商品名に「白い恋人」と名付けたのにはこんな由来話がある。当時の社長・石水幸安が健康のために行なっていたクロスカントリースキーを終えて会社に戻ると雪が降ってきた。社長は雪を見てなんとなくこうつぶやいた。「白い恋人たちが降ってきたよ~」。この一言がきっかけで「白い恋人」と名付けられたそう。社長がつぶやいた「白い恋人たち」は1968年のフランス・グルノーブルで開催された第10回冬季オリンピックの記録映画『白い恋人たち(原題:13 Jours en France)』からインスピレーションを受けたもの。

※桑田佳祐のシングル『白い恋人達』のタイトルは映画『白い恋人たち』が元ネタになっており、「白い恋人」が元ネタではない。

石屋製菓はJリーグのコンサドーレ札幌のオフィシャルスポンサーであるため、チームユニフォームの胸部分に堂々と「白い恋人」のロゴが入っている。

類似商品「面白い恋人」への訴訟

吉本興業の子会社・よしもと倶楽部が販売する「白い恋人」を元ネタにしたお菓子「面白い恋人」が販売されているが、石屋製菓に「面白い恋人を間違えて買ってしまった」という苦情が寄せられた。
名称が似ていること、パッケージデザインが似ていることが大きな原因であった。
そのため石屋製菓は2011年11月28日に吉本興業、よしもとクリエイティブ・エージェンシー、サンタプラネットの3社に対し商標権侵害で販売差し止め、および損害賠償を求める訴訟を札幌地方裁判所に起こした。
2013年2月に和解が成立。条件は「白い恋人」と間違われないように「面白い恋人」のパッケージデザインを変更すること、販売は大阪、兵庫、滋賀、京都、奈良、和歌山の完済の6府県に限定すること、北海道と青森県を除く百貨店が催す物産展での販売は年36回までとするというもので、名称はそのままで損害金は支払われないこととなった。

黒い恋人

北海道では「白い恋人」だけでなく「黒い恋人」も売られている。「黒い恋人」は黒豆をチョコレートに練りこんだお菓子で2011年より販売されている。
よしもとが販売している「面白い恋人」は「白い恋人」のパロディ要素が強いが、「黒い恋人」は名称は似ているがパッケージが全く異なる別の商品。
商品名は「白い恋人」が由来ではなく、原料の黒豆の名称「黒い恋人」に由来しており、あさひかわ農業協同組合が20年以上前に登録商標している。