ZGS

読み : ザンルイグランドスラム

ZGSは野球の実況において、満塁の状態から打者が凡退し走者が全員残塁した場合に使われる言葉。2chの野球実況板やなんJ、ニコニコ動画などでも使用されている。

ZGSというのは「残塁グランドスラム(Zanrui Grand Slam)」の頭文字を取ったものである。
満塁の状態から打者が凡退して走者が生還でいなかった場合には三者残塁ということになるが、満塁ホームランの際に使われる「グランドスラム」の残塁版ということで「残塁グランドスラム」と呼ばれるようになり、さらにそこから短縮して「ZGS」となった。

「ZGS」はそのイニングに得点が入ったかどうかは考慮されない。つまり満塁から押出やシングルヒットなどで得点が入った後に次の打者が凡退して三者残塁でチェンジとなればそれは「ZGS」なのだ。一死満塁の状態から内野ゴロ、外野フライで三塁走者タッチアップ本塁アウトなどの併殺の場合は三者残塁ではないので「ZGS」ではない。

PZGS、UZGSとは

「ZGS」の派生型として「PZGS」「UZGS」というものがある。
「PZGS」は「Perfect残塁グランドスラム」のことであり、無死満塁の状態から三者凡退で無得点となった場合に使われる。割とよくある後継だ。
「UZGS」は「Ultimate残塁グランドスラム」のことであり、無死満塁の状態から三者連続三振で無得点となった場合に使われる。なかなかお目にかかれない。

グランドスラムの由来

野球では満塁ホームランのことを「グランドスラム」と呼ぶが、これは「コントラクトブリッジ」というトランプを使ったゲームが由来となっている。
「コントラクトブリッジ」のルール等については複雑なため説明は割愛するが、このゲームにおいて13回のトリック(役)全てを取ることを「グランドスラム」と言うらしい。そしてこのことからテニスやゴルフの4大大会を制覇する偉業のことを「グランドスラム」と呼ぶようになり、さらにその「4大大会」というところから「4点」が入る満塁ホームランのことを「グランドスラム」と言うようになったということである。

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