オードリー

読み : オードリー

オードリーは若林正恭(ツッコミ)と春日俊彰(ボケ)によるお笑いコンビ。春日のズレたツッコミを若林がツッコむというズレ漫才というスタイル。

2009年より「オードリーのオールナイトニッポン」をレギュラーで放送。若林は南海キャンディーズの山里亮太と日テレで『たりないふたり―山里亮太と若林正恭―』という番組もやっている。

オードリーのコンビ名の由来・意味

元々はナイスミドルというコンビ名であったが、改名にあたり所属事務所の社長が提案した「うにいくら」と「オードリー」の2択を迫られオードリーを選択。

そこが寿司屋であったことから「うにいくら」、2人とも華がないので華のある女優のオードリー・ヘップバーンから「オードリー」を提案されたのだが、「華が欲しい」「女性からの支持を得たい」ということから2人はオードリーを選択した。

オードリーは女性の名前で、古英語で”Aethelthryth(高貴な力)”という意味があり、「水の女神」という意味もあるとされる。

オードリーの漫才スタイル「ズレ漫才」の誕生秘話

現在では春日がボケ、若林がツッコミであるが。ナイスミドル時代は春日がボケを担当していた。しかし放送作家から「若手のツッコミを1000人ぐらい見てきたけど、春日はポンコツだよ」と言われた。

そんな時、ライブには劇場代がかかること、巣の自分たちを知るために春日が自分の家でライブをすることを提案。春日の部屋で2時間ライブを行いライブ映像を見返したところ、春日のツッコミが間違っている箇所が多くそれを若林が「違うだろ!」とツッコむ場面が一番ウケていたため、若林が淡々と進める話を春日が間違ったツッコミをし、それをさらに若林がツッコむというスタイルを確立。

春日のツッコミは狙っているわけではなく、元々間違ったツッコミをネタにしたのだった。若林はこのスタイルを「ズレ漫才」と命名。

渡辺正行主催の「ラ・ママ」でのライブ後に、渡辺正行から「これはM-1の決勝に行ける漫才だよ」「これは良い漫才に絶対になるから、真剣にやりな」と言われ、当時漫才をやめようとも考えていた若林は嬉しくて原付で泣きながら帰ったそうだ。

また、当時は春日のツッコミに対して若林がツッコミすぎていたため、仲がいい感じが見えてこないと渡辺正行にアドバイスをもらったため、若林「お前と漫才やってらんないよ」、春日「それ本気で言ってんのか?」、若林「本気だったらお前と一緒に何年も漫才やってねーだろ」、2人「ヘヘヘへ!」というネタをつくったそうだ。

春日宅でのトークライブを書籍化した『オードリーの小声トーク 六畳一間のトークライブ』。2005年6月から2006年5月の間に、「むつみ荘」の6畳1間の春日の部屋で「小声トーク」を毎月行っていた。
オードリーの小声トーク 六畳一間のトークライブ

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