羊文学

読み : ヒツジブンガク

羊文学とは

羊文学は、日本のロックバンド。読み方は「ヒツジブンガク」。
メンバーは、塩塚モエカ(ヴォーカル、ギター)、ゆりか(ベース)、フクダヒロア(ドラム)。2011年の結成当初は5人組バンドだったが、2020年現在では3人編成となっている。

羊文学 『人間だった』


羊文学のバンド名の由来・意味

バンド名は、ヴォーカルの塩塚モエカが中学生の時に考えたもの。

「羊」は、テレビ朝日系列放送されていたストリートミュージシャンを紹介する番組『ストリートファイターズ』での音楽イベント『ストファイHジェネ祭り』に出演していたバンドS.R.S(Sleeping Rag Sheepの略)が好きだったことや、キリスト系の学校に通っていて、聖書の中に出てくる羊が神に捧げる大切な動物であったことなどが由来となっている。

「文学」については、音楽だけではない、より大きなものを表現したかったことや、シガーロスが好きだったことから、それを表現するのに「文学」の字面が良かったことを理由として挙げている。

インタビューでは、毎度そのバンド名の由来について聞かれている。

― 結成したのは高校一年生のときだそうですが、バンド名の由来は?
塩塚 「Hジェネ祭り」っていうテレビのオーディションがあって、それに出てたS.R.S(Sleeping Rag Sheep)が好きだったので、「羊」ってついてたらいいなって思ったのと、あとは音楽だけじゃないことを表現したくて、それで「文学」ってつけた気がします。
引用:羊文学『トンネルを抜けたら』インタビュー

梅川:羊文学って、ネーミングが個性的ですよね。どういう意味があるんですか?

塩塚:中学3年生の時につけたんです。当時、sheep(羊)がつくバンドがいて、羊がつくバンド名ってすごくいいなと感じていたのと、音楽よりもっと大きいことをしたいな、と思って。文学って「文学部」もあるし、音楽よりもっと大きな何かを越えた概念があるのかなと思っているんです。
私はキリスト系の学校に行っていたので、よく読む聖書にも羊がたくさん出てきました。羊って、聖書では生贄にする意味で出てきますし神様に捧げる大切な動物なんです。そんなところが興味深くてバンド名にしました。
引用:塩塚モエカ×梅川壱ノ介 | SPINNER

──よく言われると思うんですけど、羊文学はやっぱりバンド名が素敵ですよね。塩塚さんが過去のインタヴューで、「音楽だけじゃないことを表現したくて、それで『文学』ってつけた気がします」と語っていましたけど、なぜそこで「文学」だったのでしょう?

塩塚モエカ(Vo.Gt / 以下、塩塚) : 音楽よりも“大きいもの”を表現したかったんですよね。このバンド名をつけたのは中学3年生のときで、その頃はシガー・ロスが好きだったんですけど、ああいう感じを表現したくて。そのなかで「文学」を選んだのは、単に字面がよかったから。映画も好きなので、もしかしたら「羊映画」になっていたかもしれないですし。
引用:オルタナ・ロックの若き才能・羊文学、新たな魅力を照らす新EP『きらめき』をリリース – OTOTOY

自身のTwitterでも由来についての質問に答えている。

羊の由来となったS.R.Sは2009年にメジャーデビュー、2013年に解散している。

デビューシングル『Sometimes』は映画「重力ピエロ」の主題歌。

シガー・ロスはこんな感じ。

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