すり替えておいたのさ!

読み : スリカエテオイタノサ

「すり替えておいたのさ!」は画像や映像など、文字通り何かをすり替えた時に発する言葉。
何にでも使える汎用性の高い言葉である。

すり替えておいたのさ!の元ネタ

「すり替えておいたのさ!」は1978年~79年に放送された東映版のスパイダーマンのセリフが元ネタになっている。

第12話「華麗なる殺人マシーンへの変身」にて、スパイダーマンはインターポール(国際警察)の間宮重三から中東地区で2年がかりで犯罪シンジケートのブラックリストを作り上げた黒木という凄腕の部下を紹介される。中東地区を支配するシンジケートのギルという男が来日し、ブラックリストを奪いに来たこと、悪の組織・鉄十字団とコンタクトをとるのではないかという推測から、スパイダーマンはギルを見張ることに。

話を進めるにはもうひとつの物語であるモデルの小川美奈子について語らねばならない。
ファッションデザイナーの東郷浩司をライバルの尾花ゆたかにとられ、東郷を奪い返したいと願っていた美奈子の前に、美奈子の前に鉄十字団の女幹部・アマゾネスが現れ、美しくなって奪い返すという甘い言葉に騙されて美奈子は改造手術で強化人間にされてしまった。美奈子はコントロール装置で操られ、ライバルの尾花ゆたかを屋上から転落死させる。

美奈子は東郷とトップモデルの地位と奪い返し、夢のようなひとときを過ごしていたが、ギルからアマゾネスにブラックリスト奪取するよう依頼されたアマゾネスは、美奈子に黒木を殺しブラックリストを手に入れるよう命じる。殺人の証拠写真を見せられ従うことを余儀なくされる。

美奈子は怪力で金庫を破ってブラックリストを奪うことに成功し、ギルにブラックリストを渡すが、ギルは偽物であることに気づく。
その時!「はっはっはっは!」と敵をあざ笑うかのような笑い声がどこからか聞こえ、ギルたちが振り返ると屋根の上にスパイダーマンが姿を表し、右手で指差しながら「すり替えておいたのさ!」と発する。
そして、「鉄十字キラー、スパイダーマン!」とお約束の名乗り口上を発するスパイダーマンであった。

その後の展開は美奈子を操っていたコントロール装置をスパイダーマンが破壊しギルをやっつける、という流れであるが、アマゾネスから開放され正気に戻った美奈子は殺人を犯してしまったという自責の念にとらわれ、「ごめんなさい、スパイダーマン」という言葉を残して屋上から飛び降り自殺してしまうという悲しい結末を迎える

※東映版のスパイダーマンはオリジナル要素が強く、設定もストーリーも原作とは大きく異なっている。