ネタをランダムに見てひまつぶし

ガンガンズンズングイグイ上昇

読み : ガンガンズンズングイグイジョウショウ

「ガンガンズンズングイグイ上昇」は冬、とりわけ冬季五輪の時期になると持ち出されるフレーズ。また、そのAA。

ガンガンズンズン

ガンガンズンズングイグイ上昇の元ネタ・意味

これは2006年に開催されたトリノ・オリンピックにスノーボード・ハーフパイプ日本代表として出場した今井メロが大会前に披露したオリジナルラップの歌詞の一部である。

オリンピック前の壮行会で今井メロがマイクを手にして披露したのが自作のラップ『夢』であり、テレビでも取り上げられたことから大きな反響を呼んだ。その歌詞が以下のもの。

1,2,3,4 ガンガン ズンズン グイグイ 上昇
5,6,7,8 毎回 ビッグ キック Check yeah
夢に描いたショータイム デカイ理想は夢じゃない
スタート前の深呼吸 パイプショーでmaking making dream
跳ね上がれ舞い上がれ 魔法のジュータン ボードに変えて
フロント・バックとかっ飛ばす インディ・メソッド・720°
戦場・炎上・技・特上 燃えた瞳が物語る
強い味方がmellowな売り 夢に向かってフルパワー
あの頃夢見描いた世界は 今この手の中に
夢・感動・ファンタジー My dreamトリノオリンピック

この見ている方が恥ずかしくなるような自作のラップを披露してしまうだけでもネタにされるのは避けられないことであったが、このフレーズを完全にネタにしてしまったのがオリンピック本番での本人の滑りだった。

スノーボード・ハーフパイプに出場した今井はオリジナル技「メロウセブン」を擁し、メダル候補として注目されていたが、結果は二回の試技で二回とも転倒、自作ラップ『夢』は『メロラップ』として大いにネタにされてしまうことになる。

報道陣やカメラの前で自作ラップを披露する強心臓は残念ながら本番で発揮されなかったわけだが、後に今井本人がこのラップは大人にやらされたものであり、自分で作ったものではない、と語っている。

入ってねえんだよこの野郎

読み : ハイッテネエンダヨコノヤロウ

「入ってねえんだよこの野郎」は主にマイクが入ってない時に使われる他、何かと「入ってない」時に使用される。

野球選手が観客にブチ切れたシーンなどの話題だと必ず取り上げられる。

「入ってねえんだよこの野郎」の元ネタ

2008年5月24日に行われたソフトバンク対阪神の試合後、この試合で逆転タイムリーを打ちヒーローとなった赤星憲広がヒーローインタビューを受けている際に、観客から「聞こえない」、「声が小さい」などの野次が飛んだ。

これに対して赤星がブチギレて野次に対して叫んだのが「入ってねえんだよこの野郎」である。ビジターのソフトバンク側の球場であったことから、球場内にはインタビューの音声は流れておらず、「(マイクが)入ってねえんだよ」という意味である。

インタビューはばっちりテレビ中継されており、多くの野球ファンが目にすることとなった。

ついつい言ってしまったという感じで、その後の目の泳ぎっぷりがハンパない。赤星はこの件以外にも野次にキレることがあり、何度かテレビでも放送されている。

→阪神タイガース関連元ネタ

adidas(アディダス)

読み : アディダス

adidasはドイツのスポーツメーカー。

adidasの由来・意味

adidasという社名の由来は、創業者の「Adolf Dassler(アドルフ・ダスラー)」。

アドルフは「Adi(アディ)」が愛称で、「Adolf(AdiDassler」の愛称とセカンドネームの間をとって「adidas」と名付けた。

「All Day I Dream About Sports」の頭文字をとったという説も存在する。
「All Day I Dream About Sports」は直訳すると、「一日中、スポーツの夢を見ている」という意味になる。

ダスラー兄弟

アドルフは兄・ルドルフと2人で「ダスラー兄弟商会」を運営していたが、ケンカ別れしアドルフは「addidas」を、「ルドルフ」は「puma(プーマ)」を設立した。

pumaの由来も合わせてどうぞ

株式会社二馬力

読み : カブシキガイシャニバリキ

株式会社二馬力は東京都武蔵野市にある宮崎駿の個人事務所
1984年4月に宮崎駿の個人事務所として設立され、主に著作権の管理を行っている。現在は宮崎吾朗が代表取締役社長となっている。

株式会社二馬力の由来・意味

「二馬力」という社名は宮崎駿が長年愛車として乗っていたフランス・シトロエン社の自動車『2CV』の愛称「二馬力」が由来。
宮崎駿が初監督を務めた作品『ルパン三世 カリオストロの城』でクラリスが乗っていた車もこの2CVであった。

1/24 シトローエン 2CV

2CVは自動車の歴史に残る1台とも言われるほどの名車であり、「2CV」がすなわち「2馬力」を意味している。ただし実際にエンジンが「2馬力」だったわけではなく、フランスの課税基準におけるカテゴリーが「2CV」であったということである。ちなみに後年の改良によって3CVまでパワーアップしたが、車名は2CVのままだった。

こ↑こ↓

読み : ココ

「こ↑こ↓」は場所を示す時に使われる。2つの矢印は独特のイントネーションを表しており、「外」や「朝」と同じイントネーション、「ココ山岡」の「ここ」とも同じイントネーションである。

こ↑こ↓の元ネタ

なんJなどで使われるこの言葉、やはり元ネタは『真夏の夜の淫夢』である。これは第四章『野獣と化した先輩』の冒頭で先輩が後輩を連れて家に着いた時に、その家を指していった言葉である。

何気ない、ただの「ここ」であったのだが、その発音が一般的なそれとは違っていた。普通なら場所を指して言う「ここ」は「こ↓こ↑」と語尾を上げるものだが、野獣先輩の「ここ」は語尾を下げた「こ↑こ↓」であったことから、わずか二文字のなんでもない言葉がホモ特有のイントネーションとしてネタにされることに。

マテンロウ

読み : マテンロウ

マテンロウは、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いコンビ。

ボケのアントニーとツッコミの大トニーの二人で2009年に結成。共に東京NSC15期生。

アイ アム ジャパニーズ -これがハーフ芸人の生きる道- (ヨシモトブックス)

マテンロウのコンビ名の由来・意味

マテンロウの二人は同じ高校の同級生で、高校在学中からすでにコンビを結成。その時のコンビ名は「グランドスラム」で、当時開催されていた高校生限定のお笑いイベント『M-1甲子園』に出場。結果は予選落ちだった。

高校卒業後にNSCに入学し、コンビ名を「ブラックリスト」に変えて活動。しかし、「ブラックリスト」という言葉はあまり良い意味ではないため、2010年に改名をすることに。

改名するにあたって周りの芸人にいろんな候補を出してもらい、その中から選ぶことになった。最終的な候補として残ったのが「はんばーがー」か「マテンロウ」となり、「はんばーがーのアントニーです。」は言いづらいということで「マテンロウ」に決定。この「マテンロウ」というコンビ名の候補を提案したのは、吉本の先輩であるハイキングウォーキング松田だった。(2017年9月18日放送『バクモン学園』より)

大トニーの由来

大トニー(おおとにー)は、本名の大野大介として活動していたが、2016年9月7日の『水曜日のダウンタウン』で放送された「コンビ知名度格差ランキング」で知名度が前回に続き0%(合計1,000人への街頭アンケート)だった。

しかし、「顔はわかるけど名前が出てこない」という人もいたことから、「『大野大介』という名前がいけないと思うので改名したい」「松本さんに名付けてもらえば覚えてもらえる」とダウンタウン松本人志に命名を依頼。その場で松本から「大トニー」という新たな芸名を授かり、その日から正式に芸名「大トニー」となった。

ちなみにアントニーの本名は「堀田・世紀・アントニー」。「アントニー」をミドルネームにした「堀田・アントニー・世紀」」になるはずだったが、母親が間違えてしまったため「世紀」がミドルネームとなった。

ステマ(ステルスマーケティング)

読み : ステマ(ステルスマーケティング)

ステルスマーケティング(略してステマ)は特定の商品やサービスの宣伝であることを消費者やユーザーにバレないように行う宣伝行為を指す。実際には企業から報酬をもらっているにも関わらず、あたかも客観的な意見であるかのようにブログや口コミサイト、掲示板などで商品やサービスの良い部分だけを宣伝・紹介する行為がステマと言われる。口コミサイトにおいて企業が報酬を支払って投稿者に良い評価を書かせ、お店の評判や印象をアップさせるといった行為が問題になっている。

日本では昔から同様の行為を「サクラ」や「やらせ」と呼んだりしているためステマとの区別が難しく明確な線引はないが、ステマは主にブログメディアや口コミサイトなどインターネットにおける宣伝行為を指して使われる。
以前から口コミにおけるやらせ行為などは存在していたが、ステマという言葉によってインターネットにおけるやらせ行為が認知されやすくなった。

商品の試供品を送ったり試食会や新商品の体験イベントなどを開いてユーザーに商品を試してもらい、ブログなどでレビューを公開する口コミマーケティングとはまた異なる。この場合は企業が良い部分だけを投稿するようにユーザーに強制するステマ的な口コミではなく、ユーザーは商品の提供を受けている旨をブログに掲載しつつ良い部分だけでなくイマイチな部分も正直に書くことができる。これがステマとの大きな違い。

ステルスマーケティングの意味・由来

ステルスは英語で「隠密、こっそり行うこと」を意味する「Stealth」に由来する。実際には企業から報酬を受け取っているが、あたかもいちユーザー・いち消費者であるかのように正体を隠しての宣伝、つまり隠密による宣伝を意味している。
レーダーに映りにくいため敵に発見されにくい航空機・ステルス機(ステルス戦闘機)も同様の意味でステルスが使われている。

ステマ騒動とは?

ステマという言葉はそれほど認知されていなかったが、2012年の初めに起こった「ステマ騒動」で爆発的に認知度が高まった。
「ステマ騒動」は2012年1月1日にアニメ制作会社・シャフトの公式サイト内に貼られたAmazonのアフィリエイトリンクが、ある大手2chまとめサイトに貼られているものと同じだと指摘されたことに端を発する。このことがニュース速報板(通称:ニュー速)で話題になり、ステマであると指摘されるまでに時間はかからなかった。

「ステマ騒動」が大きくなったのはシャフトの件だけでなく、アフィリエイトで報酬を得ている2chまとめブログに対して不満が溜まっていたことも原因のひとつとなっている。2chまとめブログが行うスレの無断転載は著作権法上は違法に該当するものの、実質的には法的に訴える手段がなく黙認された状態であったこと、無断転載していながらまとめブログの管理人はアフィリエイトで多額の収入を得ていることに常々ニュー速の住人たちは不満を感じていた。他にもニュー速のイメージを下げるようなスレのまとめ方をするという不満も重なり、これまでの鬱憤が今回の「ステマ騒動」で一気に爆発し、これまでニュー速にとどまっていた住人たちも同年1月9日午前0時をもって転載禁止ルールを設ける・ニュース速報板(嫌儲)への大移動を行うことになった。

さらに同時期に飲食店の口コミランキングサイト・食べログにおいて、ステマを行なっている業者がいると報道されたことがさらに騒動に輪をかけた。業者が投稿者に報酬を支払ってお店に高評価の口コミを投稿させる手法を用いていたことが発覚し、食べログは携帯番号認証システム、レビュアーの実績によるポイント加算制を採用することでステマ対策を行うことになった。

こうした一連の騒動からステマという言葉は一般的に認知されるようになった。結局、シャフトは「Web担当の確認ミス」との旨の告知を発表したが、ステマ騒動により商品紹介記事や口コミに対する懐疑心を強める結果となってしまった。

【参考】2ch「ステマ」戦争 人気板が住民大移動で一気に縮小、その背景の事情と心情