ハラミ会

読み : ハラミカイ

ハラミ会は、「ハラスメントを未然に防ぐ会」という意味

ハラミ会とは、「ハラスメントを然に防ぐ(ために男だけで飲む)」という意味の略語である。肉の部位のひとつである「ハラミ(横隔膜)」しか食べない会のことではない。

ハラミ会は、瀧波ユカリのマンガ『モトカレマニア』が元ネタ。ハラミ会は『モトカレマニア』の第2話(第1巻の31ページ)に登場するワードだが、現実に存在するわけではなく、著者の瀧波ユカリによる創作である。

モトカレマニア-1巻

主人公の難波ユリカ(著者と一字違い)は不動産の営業として働き始めたが、上司たちに「我々は一般女性とは飲まない。プロとだけ」と告げられる。上司たちは、飲みの席でうっかりセクハラしてしまう自分に嫌気が指し、男だけで飲むことにした人たちが集まる「ハラミ会(ハラスメントを未然に防ぐ会)」の会員であるため、女性とは一緒に飲まないという

著者は不動産会社で働いていた経験があるそうだが、その会社では男性社員から飲み会に誘われたことがなく、女性社員に対して距離を置いているように感じたことから、ハラミ会というネタを思いついたとのこと。働いていた不動産会社にハラミ会があったわけではないが、男性社員はセクハラにならないように気を遣っていたのかもしれない。

Twitterではハラミ会について、「女性という性別で不参加にするのもまたセクハラ」「女性がセクハラで傷つくこともなければ男性がセクハラで糾弾されることもない」といった様々な意見が出ている。現実には存在しないものの、「こういう会があってもいいのではないか」という意見も。

ハラミ会はTwitterで広まり、議論されるほど盛り上がっているが、あくまでもマンガでのお話。著者もTwitterで「フィクションです!」と念を押していて、拡散されたページだけでなく、前後のページも読んで論じて欲しいと話している。

ハラミ会が出てくる話は、試し読みの対象なので無料で読める。

モトカレマニア – 難波ユリカ

著者自身が『togetter』でハラミ会についての意見をまとめているので、こちらも参考に。

賛否両論の「ハラミ会」(ハラスメントを未然に防ぐ会)どう思う?(※ハラミ会はフィクションです)

第2巻では、主人公の難波ユリカは始めて会社の飲み会に参加することになる。「ハラミ会はどうした?」と思うかもしれないが、ハラミ会の会員である上司たちは、下ネタトークやお下劣なゲームは封印し、難波さんが参加しやすい飲み会にするように方針を変えたようだ。

なぜ、女性社員である難波ユリカが社の飲み会に参加する流れになったのか、気になる方は2巻をお読みくだされ。

モトカレマニア-2巻

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