BECK(マンガ)
読み : ベック
『BECK』はハロルド作石のマンガ。2004年にアニメ化、連載終了後の2010年に実写映画化された。
『BECK』の由来・元ネタ
『BECK』というタイトルは、ミュージシャンの”Beck(ベック)“と”Jeff Beck(ジェフ・ベック)“が由来であると作者のハロルド作石は述べている。
マイケル・ジャクソンのように誰でも知っているミュージシャンではなく、音楽ファンにも注目されるように、ある程度音楽を知っている人は知っているというミュージシャンを選んだそうだ。
最初に犬の「ベック」の名前が決まり、後にバンド名が決まり最終的にタイトルになった。
作中ではサクの彼女の弘美ちゃんがBeckとJeff Beckが由来なのかとサクに尋ね、続いてメジャーリーガーの”ロッド・ベック”が由来なのか?とサクに尋ねるシーンが登場するが、いずれもサクは否定している。
また、作中では犬の「ベック」がバンド名の由来となっているが、本タイトルの由来はBeckとJeff Beckで正しい。
犬の「ベック」の元ネタ
作中に登場する体がツギハギだらけの犬の「ベック」の元ネタは、ティム・バートン監督の短編映画「フランケンウィニー」に登場する「スパーキー」という犬。
【あらすじ】
主人公の少年・ヴィクターの愛犬スパーキーは交通事故で亡くなってしまい、ヴィクターは悲しみにくれていた。
しかしヴィクターは化学の授業でみた蛙の蘇生実験からヒントを得、スパーキーを蘇らせようと考える。
ヴィクターは落雷の力を利用してスパーキーを蘇らせ、ツギハギだらけの姿でもスパーキーが蘇ったことをヴィクターは喜んだが、近隣の住民からは気味悪がりスパーキーを街から追いだそうとする。
「スパーキー」は「ベック」と同じくツギハギだらけの犬であるため、「ベック」のモデルになっているのだろう。
「ベック」と「キース」がどうしてツギハギだらけの姿なのかをコユキがレオン・サイクスに尋ねると、3匹いたレオンの飼い犬が銃撃戦の巻き添えになり瀕死の重傷を負ったが、ヤミ医者の手術によって3匹の体をつなぎあわせ2匹が命をつなぎとめたと語っている。
「フランケンウィニー」は2012年にアニメーション作品としてセルフリメイクされた。
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