芸能人は歯が命
読み : ゲイノウジンハハガイノチ
芸能人は歯が命の元ネタ
なにかの格言かことわざのような感じで耳にすることがある「芸能人は歯が命」というフレーズ。
これは1995年から放送された、「アパガード」という歯磨き粉のテレビCMが元ネタ。
「アパガード」は株式会社サンギという会社が発売した歯磨き剤で、東幹久と高岡早紀が出演したCMでの「芸能人は歯が命」というキャッチフレーズがヒットし、CMの放映から1周間で1年分の在庫が完売するほど大ヒットした。
人気を博したこのCMは東幹久と高岡早紀でいくつかのバージョンが作られ、1997年には新シリーズとして諸星和己と藤原紀香バージョンも制作された。
流行語のようにもなった「芸能人は歯が命」だが、実は当初は「芸能人は歯が白い」というコピーだったという。しかし、「芸能人でも歯が白くない人もいる」という東京都の薬事監視指導を受け「芸能人は歯が命」に変更、それなら問題ないと言われ、CMに採用されることとなった。
参考:アパガードの誕生秘話とその変遷(リンク切れ)
このCMのヒットによって抜群の宣伝効果を得た「アパガード」は、テレビCMをする必要がないほど有名になったことから、現在はCMをしていないが高機能歯磨き剤市場ではずっとトップシェアを維持しているという。
参考:「芸能人は歯が命」…アパガード販売企業の現在が明らかに
芸能人は◯◯が命
「芸能人は◯◯が命」のようなフレーズは、その多くは「芸能人は歯が命」を元にしていると思われる。
テレビアニメ『アイカツ』のBGMに「芸能人はカードが命」という曲があり、サウンドトラックにも収録されている。