おまえのようなババアがいるか
読み : オマエノヨウナババアガイルカ
おまえのようなババアがいるかの元ネタ
「おまえのようなババアがいるか」は、マンガ『北斗の拳』のケンシロウの台詞である。
この台詞は、単行本8巻に収録されている『迫りくる魔獣!の巻』で登場する。
ケンシロウとマミヤ、トキの一行は道中で見つけた小屋で少し休ませてもらうことにする。
小屋に入ると奥からはデカすぎるババアが「どうなされた旅のお人」と一行を迎え、小屋で休むことを快く受け入れてくれる。
ソファに座る3人に、コップに入れた水を差し出す優しいババア。
しかし、ババアを最初に見た時から訝しげな表情を見せていたケンシロウは「ばあさん、その水のんでみろ」と、出された水を怪しむ。
ババアは「い…いえ あたしは今のんだばかりで」と言うが、ケンシロウは「いいからのんでみろ」と追求。マミヤは疑う様子もなく「ケン…そんな…」と申し訳なさそうにするが、ババアは「うっ…うぐ」と言葉に詰まる。
ケンシロウが「どうした なぜのめん」とさらに問い詰めると、バアアは「クワッ」と表情を変え「けえ〜〜〜い!!」という奇声とともに自身の腹をぶち破って槍を飛ばす。さらに天井からはモヒカンが武器を持って襲いかかってくるが、動じることなくこれらの攻撃を受け流すケンロウとトキ。
そして、悔しそうな表情で「くくっ… おれの変装をみやぶっていたのか〜!!」と言うババアに向かってケンシロウが言ったのが「おまえのようなババアがいるか!!拳王の手下だな」である。
このあとはケンシロウがババアをボコボコにして終わり。
と、このようにただのモブとのなんでもない戦闘シーンであったが、大きなガタイの男が老婆に変装してバレていないと思っているところや、そこに的確すぎる言葉で無慈悲にツッコミを入れるケンシロウなどが相まって、作中でも屈指の人気シーンとなっている。
このババアは作中で名前の出てこないモブではあるが、ファンの間では「でかいババア」と呼ばれている。また、後に公式ケータイサイトの企画で公式に「コビト」という名前が付けられた。
「おまえのようなババアがいるか」は、非常に人気のフレーズではあるが、日常でそのまま使うようなシーンというのはなかなかない。
もとの意味とは少し違ってくるが、マンガやアニメ作品などでよく見られる「見た目はロリなのに中身はババア」のようなキャラ(いわゆるロリババア)に対して用いられることがある。