雛見沢村のモデル(『ひぐらしのなく頃に』の舞台)
読み : ヒナミザワムラ
雛見沢村はサウンドノベル/アニメ『ひぐらしのなく頃に』に登場する架空の村。
昭和58年という時代設定で雛見沢村を舞台に連続怪死事件が起き、毎年綿流しの時期に一人が死に、一人が消える現象は、オヤシロさまの祟りとして村人に畏れられている。
【目次】
雛見沢村のモデル・元ネタ
雛見沢村のモデルとなった村は岐阜県にある「白川郷」。「白川郷」は庄川流域の呼称だが、白川村を「白川郷」と呼ぶことが多い。
大野郡白川村は「下白川郷」、高山市荘川町や高山市清見町は「上白川郷」と呼ばれる。
雛見沢村に登場する合掌造りの家も「白川郷」の家々がモデルとなっている。五箇山の合掌造り集落は世界遺産に指定されている。
古手神社のモデル・元ネタ
作中に登場する古手神社のモデルは白川村にある「白川八幡神社」。「しらかわはちまんじんじゃ」と読む。
「白川八幡神社」はこの作品で有名となり、ひぐらしのイラストが描かれた絵馬が多数かけられている。
境内と本殿のモデルは「白川八幡神社」だが、集会所と祭具殿は「飯島八幡神社」がモデルとなっている。
雛見沢ダムのモデル・元ネタ
雛見沢ダムは白川村・高山市にまたがっている「御母衣ダム」がモデルとなっている。「みぼろ」と読む。電源開発が管理している発電専用のダム。
「御母衣ダム」の建設計画が持ち上がった際、川村と荘川村にある230戸がダムの底に沈むことになり、住民らが反対運動のために「御母衣ダム絶対反対期成同盟死守会」を結成。
この「死守会」は雛見沢ダムの建設反対運動「鬼ヶ淵死守同盟」のモデルになっている。
入江診療所のモデル・元ネタ
作中で所長の入江京介と看護婦の鷹野三四が勤めている入江診療所は、白川村にある「白川診療所」がモデルとなっている。
YouTubeにアップされている「リアル雛見沢観光」を見ると、
白川郷が雛見沢村のモデルになったことがよく分かる。
古手神社の展望台のモデルになった場所、
園崎家のモデルになった合掌造りの家、
通学路のモデルになった田んぼの畦道、
レナや魅音との待ち合わせ場所、
梨花ちゃんハウスのモデルとなった建物、などなど。
「ひぐらしのなく頃に」に登場する風景そのままで思わず見入ってしまう。