毎日新聞をさし入れてくれよ
読み : マイニチシンブンヲサシイレテクレヨ
「毎日新聞をさし入れてくれよ」とは
「毎日新聞をさし入れてくれよ」は、マンガ『ワンピース』の登場人物・ドフラミンゴの名言である。
単行本80巻に収録されている第801話”開幕宣言“で、ドレスローザから海軍の船で護送されるドフラミンゴ。
海楼石の鎖で床に大の字で抑え付けられた状態のドフラミンゴは、自分が捕まったことでこれからの海について語り始める。ひとしきり言いたいことを言い、「始まるんだよ!!海賊の歴史上最大の!!”覇権争い”が!!」という言葉で締めくくったドフラミンゴさん。
最後に横で聞いていた見張り役の中将・おつるに向かって言ったのが、「インペルダウンへ行くのか 悪いが毎日新聞を さし入れてくれよ」「それで退屈はしねェ フッフッフッフ…!!」という言葉であった。
なんてことはない、牢獄の中でも「覇権争い」の行方が気になるから新聞を差し入れてくれ、という要望をしているだけのシーン。
しかし、「毎日新聞を」の部分を「毎日(everyday) 新聞」ではなく「毎日新聞」と続けて読むことによって、ドフラミンゴが日本の実在の新聞「毎日新聞」の愛読者であるとも読めてしまうネタである。
「毎日」と「新聞」の間に改行があることから、ちょっと強引なネタのようにも見えるが、逆にここで改行されていることによってより「毎日新聞」らしさが出ているという見方もある。
その理由がこちら。
聞日
そう、改行によって実際の毎日新聞のロゴマークと同じ様な文字の並びになっているというわけである。
改行しなかったらしなかったで「毎日新聞」になるし、改行してもこうなってしまう。ワンピースでは台詞に句読点などないので、「新聞を毎日さし入れてくれ」など語順を入れ替えたりしない限り、どうやってもドフラミンゴが毎日新聞の愛読者になってしまうのであった。
実際にドフラミンゴは「毎日新聞」を読んでいるのかどうか気になるところだが、単行本88巻の質問コーナー「SBS」では、「一囚人にそんなサービスしないんじゃないですかね。でもドフラミンゴは獄中に知り合いも多そうです。小ズルい手を使って時々新聞を手に入れている事でしょう。」と返答されている。