バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ

読み : バカヤローマダハジマッチャイネェヨ

「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」の元ネタ

このフレーズは、北野武監督の映画作品『キッズ・リターン』での台詞が元ネタである。

高校生のマサルとシンジがそれぞれヤクザとボクサーの道に進むも、最終的には挫折してしまう二人。映画のラストシーン、校庭を自転車で二人乗りしながら言う二人の言葉。

「マーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな?」

「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」

この台詞は映画『キッズ・リターン』の最後の最後に出てくるもので、そこからエンドロールへと入っていく流れは非常に印象的。

このフレーズは映画のキャッチコピーにもなっているが、ポスターの文言は作中の台詞とは少し違っている。

何かが終わってしまった時、もう終わってしまうのかと感じた時などに「終わっちゃったのかな?」と問いかけると、「まだ始まっちゃいねぇよ」と返す流れはこのシーンが元ネタというわけだ。

映画のラストシーンでは、挫折を味わいながらもこれからの二人に希望があるかのようにも感じられるこの台詞。しかし、一方で現実は厳しく、「まだ始まっちゃいねぇ」はただの強がりであり、実質的にはもう終わっていることを表す悲しい台詞という見方もある。

いわゆる「オワコン」となったコンテンツの話題の際にこの流れが用いられることがあるが、「まだまだこれから」という意味や、「もう終わってる」という意味、さらには「そもそも始まってない(コンテンツがヒットしてない)」などケースバイケースで様々な意味が持たされる。

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