年収800万グラフ
読み : ネンシュウハッピャクマングラフ
【目次】
年収800万グラフとは
「年収800万グラフ」は、Twitterで流行しているグラフのこと。
後述の年収800万グラフを元にして、グラフにする必要のない情報をグラフ化したものなどが投稿されている。
年収800万グラフの元ネタ
年収800万グラフの元ネタとなっているのは、就活に関する情報を発信していると思われるこうちゃ@就活のミカタch(@shukatunomikata)というアカウントで2019年5月19日に投稿されたこのツイート。
#就活 の時、友達たちが #大企業 に内定をもらって、すごく悔しい思いをしたけど、
入社してからすごく頑張ったら、4年目には年収が彼らの倍くらいになった。結局、#内定 はスタート時点に立っただけ。
でもしっかり評価制度がしっかりしてる会社じゃないと頑張っても評価されません😓 pic.twitter.com/1HblzkPbh0
— こうちゃ@就活のミカタch (@shukatunomikata) 2019年5月19日
入社後の努力で4年後には大企業に就職した友人の2倍の年収になった、という内容なのだが、注目されたのは添付されたグラフの画像。
縦軸が年収なのは良いとして、横軸も「年収400万円」「年収800万円」とこちらも年収を表している。つまりこのグラフでは「年収400万円の人は年収400万円」「年収800万円の人は年収800万円」という、グラフ化するまでもない事実しか表していないのである。
このツイートには「そんなグラフを作っちゃう能力でよく年収800万円も貰えるな」「しっかり評価制度がしっかりしている会社」「わかりやすいグラフ!!」など多くのツッコミが入り、1万件以上のリツイートを得て拡散。
年収800万の人が書くグラフじゃない
— 吉村 潤平 (Jumpei Yoshimura) (@jumpyoshim) 2019年5月22日
グラフの内容は勿論として、「友達たち」「スタート時点」「しっかり評価制度がしっかりしてる」という文中の表現も気になります…
— 横浜☆川崎オカピ (@kwski_okapi) 2019年5月22日
年収400万円の年収は4,000,000!年収800万円の年収は8,000,000!!とてもわかり易い!!!
— んめる (@nmelyuma) 2019年5月21日
アカウントのプロフィール欄にはマイナビで5年間勤めていたことが書かれていた(現在は「大手人材会社」に変わっている)ことから、マイナビにも飛び火している。
マイナビ年収800万ニキ見て最初に突っ込みたくなるのはグラフの意味不明さだが、それと同じくらい、マイナビも大企業やろと思いました。今日も労働頑張りましょう。
— tomo_8095 (@tomo_8095) 2019年5月21日
元ネタの元ネタ
しかしこのグラフの画像。実は2018年3月に全く別のユーザーによって投稿されたものだった。
最近の調査によれば、年収800万円の人は、年収400万円の人の2倍の年収があることがわかった。 pic.twitter.com/QfiWYUhVuo
— ぷーいぷ (@_p5) 2018年3月26日
こちらのツイートはあくまでもネタとして投稿されているようだ。
当時、年収800万の人は400の人に比べてたくさん本を読んでるってツイが話題になってて、それは金があるから本を多く読めるだけではって批判されてたのを見て、「年収800万の人は年収400万の人の倍の年収がある」って伝えたくなったのであのグラフ作りました
— ぷーいぷ (@_p5) 2019年5月22日
要するに前述の就活アカウントのツイートはこの画像をパクったパクツイということになるわけだが、一見するとマジメな就活情報アカウントに見えるため、本気でやっているのか、ネタとしてやっているのか定かではない。
年収800万グラフが画像パクツイだったの、ちょっとこれ叙述系トリックミステリで完全に騙されてたときみたいな気分になってる
— くもそらし (@kmsrs) 2019年5月22日
他のツイートにもいろいろとツッコミどころがあったり、謎は深まるばかりである。
こっちも大概なんだよなぁ、、、https://t.co/dBP3lngP0M
— parugi (@khkhbomb) 2019年5月22日
— 天パくん (@naturalwaveboy) 2019年5月22日
このアカウントの初投稿(2019年4月27日)がこれ。そういう事か… pic.twitter.com/1GsoPVgx4v
— 横浜☆川崎オカピ (@kwski_okapi) 2019年5月22日
みんなの年収800万グラフ
パクツイの意図はさておき、Twitterではこの年収800万円グラフを元にした様々なグラフ画像が投稿されている。
#就活 の時、友達たちが #大企業 に内定をもらって、すごく悔しい思いをしたけど、
入社してからすごく頑張ったら、4年目には入社後の経過年数が4倍くらいになった。結局、#内定 はスタート時点に立っただけ。
でもしっかり評価制度がしっかりしてる会社じゃないと頑張っても評価されません😓 pic.twitter.com/n4g1n9ebwl
— Williams (@Williams_wiz114) 2019年5月21日
— あざら (@azara_poyo) 2019年5月21日
年収400万、年収800万、年収5000兆を比較してみたところ、すごい発見をしました。
1枚目のグラフでは年収400万と800万を確認することができず、ほぼ0円と言っても良いでしょう。
一方、2枚目の3Dグラフでは底地のように地を這う 400万と800万の姿を確認できます。
つまり年収とは3次元なのです。 pic.twitter.com/C2NaM2CaIU
— 野菜くん (@consul_kun) 2019年5月21日
私も分析してみました。
下の図で年収についてレーダーチャートを用い、青の線を年収800万円、オレンジの線を同じく400万円として比較しましたが、5回比較しても800万円の方が常に金額が高く、400万円は一度も800万円を上回る事は無いという貴重な示唆が得られました。 pic.twitter.com/18T9yfWhNo— 副係長 (@Jo_kyuu) 2019年5月21日
年収400万と年収800万の分析をしてみました。増加率でいくとまさにユニコーン、いやデカコーンと同等の水準です。
私がビジョンファンドにスカウトされる日も近そうです。 pic.twitter.com/OialLf8J31
— タロウ (@7777taro) 2019年5月21日
年収800万なんかサバに比べれば低ランク。求めるべきものは800万よりもサバ。 pic.twitter.com/BnKAPYLXqX
— オ…オウフ… (@o_ou_fu___) 2019年5月21日
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