Sleipnir
読み : スレイプニル/スレイプニール
Sleipnir(スレイプニル/スレイプニール)はフェンリル社が開発した日本産のウェブブラウザで、1つのウィンドウ内で複数のウェブページを表示することが可能な「タブブラウザ」としても知られている。
柏木泰幸氏の個人開発からスタートし2005年にフェンリル社を設立。
「プニル」と略して呼ばれる。
元々はWindows用のブラウザとして開発され、現在はWindows用は「Sleipnir for Windows」、Mac用は「Sleipnir 3 for Mac」、モバイル用は「Sleipnir Mobile for iPhone/iPad」「Sleipnir Mobile for Android」「Sleipnir Mobile for Windows Phone」として開発/提供が行なわれている。
Sleipnirの由来・意味
「Sleipnir(スレイプニール)」は北欧神話に登場する神獣が由来となっている。
「スレイプニール」は戦争と死の神・オーディンが騎乗する8本足の馬。
ブラウザのアイコンが馬をモチーフにしている理由もここに由来している。
開発者/フェンリルCEOの柏木泰幸氏が命名。
発音は「スレイプニール」と伸ばすのが正しいようだ。
「Sleipnir」派生のタブブラウザ「Grani(グラニ)」も北欧神話にちなんでいる。
「グラニ」は「スレプニール」の子供で灰色の毛並みをした牡馬。
「Grani」は「Sleipnir」派生のブラウザであるだけでなく、
北欧神話上でも親と子の関係となっている。
好奇心をかきたてられる興味深い由来である。
フェンリルの由来・意味
「Fenrir(フェンリル)」も北欧神話に登場する神獣が由来となっている。
「フェンリル」は狼の姿をした巨大な神獣で、
悪戯好きの神・ロキと女巨人・アングルボザとの間に生まれた三兄妹のうちの長子。
フェンリスウールヴ/フェンリスヴォルフ(フェンリル狼)といった呼び名や、
フローズヴィトニル、ヴァナルガンドといった別名も存在する。
ラグナロク(北欧神話における世界終末の日)ではフェンリルは主神・オーディンとの対峙の果てにオーディンを飲み込んでしまう。
「Fenrir」「Sleipnir」「Grani」のようにフェンリル社は北欧神話にちなんだ製品名がいくつか見られる。