ンゴりまくった結果wwwwwww・まとめ

読み : ンゴリマクッタケッカマトメ

ンゴりまくった結果wwwwwww・まとめ

なんJに立てられる謎の定期スレ「ンゴりまくった結果wwwwwww」についてまとめてみた。かなりの長編なので、各編から読みたい方は以下のリンクから。

各編まで飛びたい方はこちらから
学校編まで飛ぶ
ゲーセン編まで飛ぶ
アルバイト編まで飛ぶ
プロ野球編まで飛ぶ

初出スレ・元ネタについてはコチラ

学校編

友達がいなくなったンゴwwwwwwwwww

ンゴ・・・・

じゃあちょっと経緯書くわ

俺は今、中学3年の15歳です
2ちゃんねるを見るのが好きなのだが、特になんJのまとめブログが好きだった。
だからなんJ用語をバンバン学校でも使ってたんだ
特に俺が好きなのが『○○ンゴwwwwwwww』というネタだ
最初は失敗した奴に『片岡ンゴwwwww』とか『田中ンゴwwwwwwww』って感じで言いまくってた
でも、俺は知らなかったんです

それが、悪口だということを。

褒めるときも『吉村ンゴwwwww』ってやってた
まとめブログしか見てなかったから、なんJ自体を見たことはなかった
でも、周りになんJを知ってる人はいなかったから、最初はバレなかった

でも、俺の友達軍団が『○○ンゴwwwww』について調べてしまった
でも、なんJまで辿りつけないと、俺は思った

でも、あっさりとたどり着き、俺はにわか野郎の汚名を挽回した

でも、俺はにわか野郎の汚名を返上するためにがんばった

まず、ここを見出した
野球ネタだけじゃなくて、アニメにも精通してるなんJラーは、俺のヒーローでした
やっぱりなんJは(おもしれーわ)と思わず新しい用語を学校でも使っていました

友達軍団も、少しずつ俺を認め出しました。

でも、事件が起きたんです。

中谷カレー事件、自分が起こした事件は今ではそう呼ばれているんだ。

中谷カレー事件

思い出したくもない
給食の時間、給食係だった俺はカレーを運んでいた
一人だと重いから、クラスメイトの金本(結構可愛い♪)と一緒に運んでいた

俺「かーちゃん良い匂いするンゴ~wwwwwww」
金「ちょwwwやめてよwww」

こんな感じで運んでたら、なんとなくだが
なんとなくだが、ンゴンゴダンスを踊ってみたくなったんだ

ンゴンゴダンスとは
崖の上のポニョの音楽とリズムで「ンーゴンーゴンゴなんJ民♪」って踊りまくるダンスのことだ
俺はこれでクラスから『なんJの王(キング)』と呼ばれていた

金本さんの前でそれをやったことがなかったので、一度やってみたかった

・・・手が震えた
汗もかいた
それでも、一度やってみたかったんだ

だから、俺は踊った。全力で踊った。
カレーがぶちまけられていることにも気が付かずに、ンゴンゴダンスを10秒ほど踊った

10秒しか踊れなかったのは、金本さんの悲鳴のせいだ
俺は一瞬、歓喜の声かと思ったが普通に違った

金本さんの悲鳴で教室から何人も人が出てくる
ンゴンゴダンスを止めても、体操服をジャミラ状態にしている俺は変わらない

目の前が真っ白になった

俺は教師に呼び出され、そのまま職員室の給湯室に連れ込まれた

どうやら、俺が金本さんにいやらしいことをしたように思われているようだった

先生にもンゴンゴダンスは何度も見せてたから、事情はすぐにわかってくれてすぐに解放された。

俺はなんJの王として、新たな武勇伝を手にいれたと思った。
だから、まったく悪びれず、俺を見る生徒を睨みつけながら教室に戻った。
教室の視線が俺に集中する。
誰も、なにも言わない。
これはおもしれーわと思った俺は『ン~ゴ~(お~は~の要領で)』とおちゃらけた。
誰もなにも言わない。次の瞬間、クラスで一番いきがってる栗原の怒鳴り声が響いた。

栗原「カレーどうしてくれるんだよ! おい! おおい! おおおおおい!!!!!!」

金本さんは泣いていた。俺は栗原を睨みつけた。

なんJの王として、舐められるわけにはいかない。
全力でいく、俺は心の中で殴ることも辞さない覚悟をした。
栗原は俺の胸ぐらをつかむ。先生は、まだ来ていない。そこは生徒だけの世界だった。
俺は栗原を睨みつけた。睨みすぎて多分、白目を剥いていたと思う。
クラスの王といきがってるガキのにらみ合い。クラスの緊張は頂点に達した。

俺「カレーくらいどうでもいいだろ!!!」
栗原「みんな楽しみにしてたんだぞ!!!!!!!」

怒鳴り合いの中、俺は渾身の力を込めて言った。

俺「栗原ンゴゴゴゴゴゴゴゴwwwwwwww金本さんンゴゴゴゴゴゴゴゴwwwwwwwwwwwww」と

・・・それからすぐ、先生がとんできて、俺と栗原はキレられた。

栗原「だってこいつがよ・・・」

先生「先に手を出したのはお前だろ」

俺「ン~ゴ~」

先生「お前もふざけるのもいい加減にしろ。おまえ、はっきりいってクラスで浮いてるぞ」

まるで大松のような先生だと思った。
でも、地獄はこの先からだったんだ。

教室に戻って、俺は開口一番『楽勝! ンゴってやったぜ!』と叫んだ。
いつもなら、クラスは俺に注目して俺から話を聞こうと集まっていた。
特に、俺の友達軍団は俺になんJ用語を教えてもらおうと必死だった。

でも、誰も俺に反応しない。
誰も俺を見ない。
栗原は一言「きめえんだよ」とつぶやいた。クラスのお調子者集団は栗原に集まっていた。
俺は、一人だった。

金本さんと仲のいい古川さんが俺に近づいてきた。

古川「きもいんだけど。かねちゃんはもうおまえと話したくないって」

古川は以前から俺に舐めた口を聞いていた。
俺のことを影で批判していることも知っていた。
ようするに、古川にンゴりはわからないのだ。
だから、俺は古川の言葉を信じなかった。

俺は金本さんに話しかけまくった。
でも、金本さんは答えてくれない。

――俺はキレた。

俺「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオwwwwwwwwwwwwwwww」

教室に響く、俺の咆哮に視線は集中した。
俺は髪を逆立て、金本さんに詰め寄った。

俺「なんで無視するだよ!」
金本さん「・・・・」

無視は継続している。

俺は何度も詰め寄った。そうしていると、クラス委員の神戸が先生を呼んできたんです。

俺「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオwwwwwwwwwwwwwwww」

教室に響く、俺の咆哮に視線は集中した。
俺は髪を逆立て、金本さんに詰め寄った。

俺「なんで無視するだよ!」
金本さん「・・・・」

無視は継続している。

俺は何度も詰め寄った。そうしていると、クラス委員の神戸が先生を呼んできたんです。

先生に職員室に連れ込まれる
もう俺をかばってくれなかった

そこからのことは覚えていない。

金本さんの親が家に来て、親戚のおばさんは謝った。
俺も、頭を下げた。

それから、親戚のおばさんは俺を睨みつけるようになった。
怖い。

それから今日まで、俺は教室に行っていない。

保健室登校を始めて、俺は色んな事がわかった。

むやみにンゴってはいけないこと。
ンゴりとは、悪口に似た行為ということ。
女子にンゴりは絶対禁止ということ。

でもな、それに気づいたのも遅い。
俺は中3だ。もうすぐ卒業だ。
昨日も、卒業式の練習があった。
クラスの中心人物だった俺は、もうそこには行けない。

友達が、完全にいなくなった。311の、あの時と一緒だった。

卒業式まで、僕は教室には行きませんでした。

カレー事件のこともあったし、なにより学校に行ってもくだらないと思ったのです
理由は一つ。ネットだ。
なんJにのめり込んでから、中学生の奴らがガキに見えて仕方なかったんです

ンゴりまくった結果、友達がいなくなったけど、でもそれでも後悔はありませんでした

毎日部屋にこもってなんJをするだけで心の傷が治った気がしたんです

でも、時間は有限ではなく、限られています。
とうとう、卒業式の日が近づいていたのです

親戚のおばさんも、卒業式の一週間前には僕に話しかけていた

「卒業式DELLの?」と

でも、僕は出る気なんて等々ありませんでした。
なぜなら、出る必要を感じなかったからだ

おばさんは残念そうな顔をして、おじさんと相談していました

高校を落ちて、これからどうするのか。それを僕に聞かれてもわかりません

とにかく、僕はこれからもなんJができると、むしろワクワクしていました

一日中なんJをして、オナニーして、飯を食う。こんな夢のような生活がここにはあった

今頃、学校の連中はどうしているだろうと考えるだけで、ンゴりが抑えられませんでした。
家でも当然ンゴンゴダンスはしていました。誰も見ていなくても、やりたい衝動を抑える必要がなかったからだ

そうしているうちに、卒業式が間近になった

おばさんが俺に言った

「お父さんとお母さん、妹の写真が見つかったよ」と

親戚の家に、数枚あった写真を見て、俺は泣いた

幸せだった日々
それを砕いた311の地震と津波、そして火事

俺は手を震わせた。
それを見たおばさんは「制服に写真入れておくから、卒業式出た方がお父さんたち喜ぶよ」と言った。

こっちに来て、ずっと僕を軽蔑していたおばさんがかけてくれた言葉。それに俺はさらに泣いた

「――――――ああ」

俺は、卒業式に出る決心を固めました

固めはしたけど、不安が大きかった
なんJに相談スレを何度も立てていたのは、その表れだった

でも、俺はもう負けない、そう誓った。

ボサボサだった髪を切り、卒業式の返事の練習もした
先生も、俺が卒業式に出ることを喜んでくれたように思えた。最後の歌の楽譜を、俺にくれたのだ

こうなっては燃えるしかない
俺はラスト卒業式に、全てをかけるつもりで、卒業式までの時間を過ごした

そして、卒業式の日がやってきた――――――

おばさんもおじさんも仕事のため、卒業式に出席することはできなかった。
でも、俺のポケットには、両親と妹の写真が入っている。これほどまでに心強いものはなかった。

もう怖くはなかったんです

最後に、壇上か教室でンゴンゴダンスを求める中谷コールが来るかもしれない。
そう思うと、顔がほころんだ。

その時、俺のケータイが鳴った。
――――金本さんだった

電話ではない。メールだった。
俺は金本さんからのメールに、テンションが急上昇した。

文面は「今日卒業式来るの?」と短い文だった

俺は「行くじぇい!w久しぶりに会えるンゴ~」と返信した。
俺はニコ動の実況者であるせんとすが好きだった。

しばらくして、メールが来る。
金本さんだけじゃない、クラスの多くのメイトからメールが来た。

俺は、うるっときた。

「来ないでほしい」
「卒業式来るのやめてくれ」
「お前が来ると雰囲気悪くなる」

俺は凍りついた。
みんなは、俺を歓迎してはいなかったんです
むしろ、来るなと願っていたんだ

ケータイを落として、そのままベッドに横たわった。
現実を忘れようと、俺は眠りに落ちた。
起きた頃には、もう夕方だった。

確かに、俺はンゴった。

それでも、ここまでされるいわれはなかったんです

だから、俺は起きてすぐに何か行動しようとした

でも、俺はそんなに強くない。
ハートは、限界だった。
311で一人になった俺、絆と言いながら被災地に募金を募っていた学校のメンツが、被災者を馬鹿にした。
綺麗な自分を作るため、彼らは被災地に向けて行動はしていた。
でも、身近な被災者を排除しようとしていたんだ
それが悲しくて、俺はもう、彼らと決別しようと決めて、メールとアドレス帳を消去した―――

そして今、俺は中卒ニートの生活を満喫している。

バイトはまだ早い。なにせ俺はまだ15歳だ。
おばさんもおじさんも何も言わない。被災したことによる保護か手当が支給されているからだ。

俺は生きているだけで、金を生むというわけですよ

友達なんていらない。
俺はなんJの王として、これからも被災した人たちの悲しみを伝えていく

終わりじゃきね

ゲーセン編

あの地獄の卒業式から、1ヶ月以上経ちました

4月も終盤になり、世の高校1年生は部活動や勉強、友達や部活に取り組むのだ
でも、俺にはその権利がない

高校に落ちた俺に、高校時代などないのですよ
だから――俺は家でなんJをしていた
俺のレスに、みんなが返信してくれる

それだけで、俺はだれからも必要とされていると気がついたんだ

毎日毎日、そう、毎日のように部屋に閉じこもる
時間が来れば、お盆に乗った食事が運ばれてくる
ゲームだって、今はネット対戦が完備されているから、退屈しない

さらになんJ。俺に死角はなかった。

たまに町に繰り出すのも気持ちがいい
高校生や中学生が学校に行っている時間、俺は自由なのです
サボっているわけではないから、ケーサツも俺を止めない
俺はsuparmanだ
そう、思った

だが、ひとつだけ
ひとつだけ、弱点があった
この生活には、弱点があったんです

―――――――――学生が下校する時間は、俺は外に出歩けないのです

眩しい彼らが怖い
輝く彼女らが恐ろしい
そして――こんなに惨めな自分が惨めで仕方がないのだ

俺は自供した。
――――――――――――俺はスーパーマンなんかじゃあない。俺は――――アンパイアだ、と。

家では、いつもの調子でいられる
睨みつけてくるおばさんも、最近は俺になにも言わなくなった

だから、いつものように言ってやった
「ン~ゴ~ンゴンゴ~(ただいまというリズム)」だ
このンゴりで、俺は青春を失った
ならば、俺は最後までンゴりを捨てないでいよう

そう思った

――そんなある日のことだ
俺は、金本さんに出会った

絶対に会いたくない人
それをあげろとゆわれたら、俺はいの一番にこう答えるだろう

「金本さん」と

だから、俺はいつも金本さんに会わない時間に活動していた
どんなことがあっても、俺は金本さんとは会いたくはなかった

だけど、出会ってしまった
例えるなら、目玉焼きとカルピスが出会うように当然に

彼女は――少しだけ――変わっていた

「ゴッ!」

俺は声をあげた
金本さんの姿を見た、だとかその程度ではありません
金本さんと、鉢合わせしてしまった
駅の構内ではない。たまたま乗った満員電車の中でです

身体が密着していた
緊張したんです
そして、怖かった

――彼女の鬼の形相と、何度も、何度も舌打ちされたこと。そして――――――彼氏らしき男が俺を睨みつけていたことが

「ンゴるぞ―――てめえ」

勇気を出して、声を出した
俺は、その彼氏にキスするレベルにまで――顔を寄せた
そして、凄んだんです。

「ンゴンゴ・・・ンゴ・・・」

彼氏は、黙った。
そして、金本さんの手を、強引に引っ張って、電車を降りていった。
俺は――金本さんの胸が、あのときよりも大きくなっていたことに、気がついた

いっそのこと、その車内でンゴンゴダンスができれば、どんなに楽だったことか

そんなことを、今は思います
でも、俺はそんなことができなかった
羽をもがれた天使、とはこのことを言うのでしょう

俺は全てを封印された
家の中では、最強のンゴリスト(ンゴンゴダンスをする人)だが、一歩外に出れば―――俺は毛虫よりも弱い存在だ

そのなか、ゲーセンで出会った友人がいる
ここは―――そう。梅原とでも言っておこうか。彼の存在が、また、俺を変えてくれた
この続編ンゴは、梅原が居なかったらなかったと思う

ゲーセンは、大声を出せる
俺は中学校では、なんJの王として君臨していた
だけど、さすがの俺も外ではンゴンゴダンスをしたりは控えた

だけど、ゲーセンならできる
ンゴりまくれる
だから、俺は数カ月ぶりの―――ンゴンゴダンスを踊った

その姿を見て、声をかけてくれた人がいたんです

それが梅原。孤独な俺の、今現在唯一の友人だ

梅「おう!なにやってるんだよ!」

俺「ンゴッ!?」

正直俺はビビった
久しぶりに、親戚以外の人間と会話らしい会話をしたのだ。無駄はない。
だが、ここで黙ったらンゴリストの名がすたる。俺は全力で――――

俺「ンゴンゴダンスじゃきね~。知らんの?」

と、これまた久しぶりにかつての姿に戻った

梅「なにそれwwwwwもっかいやってくれよwwwww」

俺「いいンゴ~! むおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

こんなに気持ちのいいンゴンゴダンスは久しぶりだった
クラスで初めて披露した時のキレが、戻ってきたようだった
ゲーセンの人間が、俺に注目する
俺はさらにレベルをあげた

梅「wwwwwwwwwwwwwwwww」

爆笑。梅原爆笑―――――俺は、マキシマムンゴンゴダンスを解放した―――――!!

マキシマムンゴンゴダンス、これを解放したら俺はやばいんです

とにかくやばい。
今までも、これを使ったのは何回もない。

だが、俺はかつてンゴンゴダンスが元でトラブルを生んだことを忘れていた

―――ゲームをプレイしている人の缶ジュースが手に当たる

盛大に、その人の服にジュースがかかる。俺は――あの日を思い出した

ゲーマー「うわっ!」
俺「あっ」
一瞬、素になった自分がいたんです
金本さんと、ゲーマーが被った
俺は、二度とあんな気持ちになりたくはなかった
だから――俺はあの時とは違う自分を――ペルソナを被ることにした

俺「何やってるンゴ~?」
ゲーマー「なにするんだよ! かかっただろうが!」
俺「そこに置いておくお前が悪いンゴ~。ン~ゴン~ゴンゴなんJ民」

殴られても、いいと思ったんだ

ゲーマー「クリーニング代寄越せよ!」
俺「うるせえ! 服くらいどうでもいいだろ!」

すでに引き返せない
俺とゲーマーはヒートアップして、つかみ合いの喧嘩に発展する可能性もあった

ゲーマー「外でろよ!」
俺「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

ンゴりの咆哮、俺はこの技をそう呼んでいる
そのとき、梅原の声が響いた

――俺は、止まった。

もちろん、ゲーマーも止まった。

梅原は、少しだけ照れた表情で言った

梅「久しぶりだな。中谷」

俺「あ」

そうだよ。こいつは知っている。――そうだ。栗原だ。こいつはあの――栗原だ。

栗原は、俺とンゴンゴバトルを繰り広げた不良だ
このスレを読んでいる奴らは、当然知っていると思うが、俺はコイツに青春を奪われた

だが――今は――俺を――――

栗「まあ、ここは俺に免じて許してくれよ。お互い出禁は嫌だろ?」

助けてくれた。

その顔は「あの時は(ごめんな)」という顔にも思えたんです

栗原の雰囲気は、当時とは変わっていた
当時から不良っぽさはあったが、ここまでは怖そうな風貌ではなかった

禍々しいピアス
太陽よりも眩しい金髪
膝まで下ろした腰パンスタイル
そして――左腕に刻まれた刺青が、彼の人生を物語っていた

ゲーマーは、栗原を見て逃げた

俺はスカッとして、栗原に抱きついた。
ガッチリとした身体に、俺は少しだけ泣いた

そして、俺は栗原とファミレスに行った

久しぶりの外食だったので、俺は色々と食べまくった
栗原も、当時と変わらぬ大食漢だったんです

俺たちは会話をしなかった
会話をしなくても、俺たちは男だ。言葉なしで伝わる。
「あの時はごめんな。ンゴンゴダンスで人気者だったお前が妬ましかったんだ」と
「卒業式のメール。あれも俺が皆に命令して送らせた。ホントはみんな怒ってないないよ」と

栗原が言葉にしなくとも、俺には伝わった

ひとしきり食べて、俺たちはファミレスを出ようとした
そのときだった

栗「あ、わり。俺、財布忘れた」
俺「いいンゴ!いいンゴ!ここは最下位の記念ということで俺が出すンゴ!」

俺はテンションが上がっていた
ゲーセン仲間でもあり、中学の同級生でもある栗原と和解できた
それだけで、俺は嬉しくなり、食事代と涙で汚してしまったクリーニング代と栗原の電車賃を出してあげた
栗「あとさ、俺一人暮らししてるんだけど家賃がきついんだ。5万あれば足りるからさ」
友達のピンチを救うことは、ンゴリスト必須だ。俺は当然貸した
別れ際、栗原とは連絡先を交換しなかった。ゲーセンに行けば会えるからだ。

それから、栗原とは会っていない

仕事が忙しいのかもしれない
俺は今日もゲーセンに行き、ンゴる
栗原の名前を出せば、因縁をつけてくる奴も黙った
気持ちがよかったんです

いつか、クラス全員の前で、またンゴンゴダンスを披露できるその日まで――

――俺は、今日もどこかでンゴり続ける。
それが――俺なのだから――

とりあえず、ここまでがゲーセン編やつじゃきね

でも、最近の出来事「ンゴりまくった結果~アルバイト編~」を書こうと思うんだが、どう思う?
>>●●までで、賛同が多かったら書く
>>●●までで、死ね、などの中傷コメが多かったら俺はなんJから引退する

GOじゃき!

アルバイト編

じゃあちょっと経緯書くわ

俺はゲーセンに行く金が欲しくなった
おばさんからの小遣いでは、足りなくなったのだ
そのうえ、俺は暇だ
ならば、普通はアルバイトの一つや二つをしようと思うんです

だから、俺はコンビニのバイトを始めた

近所の、よく使用するコンビニだ
しかも、可愛いJKがいるんだぁ

俺は、その子に恋をしていたのかもしれない
否。もしかして、恋をしてしまったんだ。

だから、俺は全力でバイトの面接の練習をした
バイト面接だから、緊張しなくてもいいと、ネットには書いてあった
でも、俺は落ちたくない

彼女が、欲しかった

渇望、していた。

ンゴり、ンゴられ、ンゴり抜こうと、決めたのだい

全力というものは、いつの時も、いつの間にも、人の心を打(ぶ)つ

俺、という存在がコンビニに必要だ
俺、という在り方こそ、コンビニに必要だ
俺、という生き方が、コンビニに必要です
破界者、としての自分と――
――恋をする、15歳の青年

その心が交わり、答えた時、ンゴりを超えたンゴり

言うならば――そう、『背負っていくンゴり(ラグナロク)』が生まれるのである――

これは――俺の宝具だ
俺は、学校に言っていなかったときは、Fateをやりこんでいた
もちろん、金を出して買ったものだ。割れ房と一緒にするんじゃあない

ままま、それはいいとして、俺はそこで宝具を手にすることになる

ゲームをして、宝具を得る
これは、君たちにはよくわからないでしょう

でも、それは事実でした

今も――心に宿るは破界者としての精神――

俺「ン~ゴ~。セイバーたそかっわええ~♪アーチャーもかっこっええー♪」

Fateをやりこみ、DDDを読んだ俺は奈須きのこの文章を手にすることができた
なんのことはなし
俺は――自分をさらけ出したかっただけ

コンビニのバイトが――始まったんです

楽だと、思っていた。そう――思って、家で歓喜のンゴンゴダンスを繰り出した

でも、実際は違っていたんです

俺の精神はオンボロ
DQNの恐ろしさ、おっさんの恐ろしさ、そして――可愛いJKが、睨みをきかせてくるのだから

レジができない
品出しも――できない
手が――――増える――

バイト1日目にして、俺は1000日分の疲れを感じた
死にたい、初めて、思った

2日目

さらに、怖かった。

それでも、俺はJKと話すために――がんばった
可愛い。ものすごく可愛いんだ。芸能人でいうと、志田未来にそっくりの彼女は、胸も大きかった。
名前は――三浦、とでも呼ぼうか
三浦さんの可愛さは、あまりにも異常で――あまりにも位上だった。

三浦「ねえ、君」

話かけてきた

何故、俺に話しかけてくるのかがわからなかったんです
俺は、なにかミスをしてしまったのだろうか

カルピスを、飲みながら、俺は返事をした

俺「―――――――――――――――――――――なにか?」

三浦「品出し、手伝ってくれない?」

敬語を使わないとは失礼だ、そう思ったが、三浦は俺よりも2つ年上だった
俺は中卒ニート1年目、彼女は高3なのだから

三浦の可愛さは、金本さんに匹敵する
金本さんは堀北真希似だが、三浦は年上でありながら、少し幼い顔をしていた

そそる

ヤリたい

そして――――結婚したい

そう思って、俺はコンビニのバイトを始めたんだ
それはまるで、吉野家でコンビニ弁当を食べるようなものだったんだ
コンビニ、だけにね(うまい!)

品出しは、難しい

商品を落としてはならない
商品を盗んでもならない

中学時代から、なんJの王として、周りからは破綻者、異端者、破界者、とゆわれていた
そんな俺に――精密な動きは難しい
俺は、破壊することでしか存在できないモノになってしまったのだから

――あの日。311の、あのときから――俺は――!

そんなことを考えていると、三浦は俺の下半身を見てきた

俺「――――――――――?」

なにか、と思った
下半身に、なにかあるのだろうか
もしかして、ズボンを履き忘れてきたのだろうか
刹那――否。刹那は俺のもう一つの人格だ。ここは一瞬、とでも言っておこうか

三浦「もしかして、中谷くん。童貞?」

客のいない店内

そこで、俺はそんなことを聞かれたんです

――刹那、一瞬の瞬きとともに、俺は振り返る――――!

俺「何故、そう思ったきね・・・」

三浦「さあ。なんでだと思う?」

俺「・・・」

ぐうの音もでなかった
俺は、確かに童貞だ
311以前に、彼女こそいた。だが、俺はその子で童貞を捨てることはできなかったんです
なぜなら、俺は――あの娘と延々の別れを――していたのだから――

だが

俺は

それでも

彼女を――愛している

だから、こんなビッチに――構っている場合ではない――――――!(俺、脳内でエミヤが流れる)

三浦「ねえ、中谷くん?」

俺「――れ」

三浦「え?」

俺「ビークワイエット!もはやお前から、カタルシスに至る逸話が出てくるとは思えない!ただただ臭いだけだ!出て
いけぇ!」

俺は、懇親のちからを込めて叫んだ
店内が静まり返る、誰もいなかったはず店内に、客がいることに、今、気がついた
――俺は、気がつけば彼女を、睨みつけていた!

マーダーフェイス、とでも呼ぼうか
俺の睨みは、かつて栗原と聖戦を繰り広げていたものだ。
そう、俺の睨みは、ンゴりにも似ている

俺「くどい!」

三浦「――」

三浦は、黙ってしまった。
それから、俺たちは静かに仕事に戻った

――俺は、こいつは明日からもう来ないだろう、と思ったんです

被災者としての精神力が、俺の中で炸裂していた

彼女は、俺が被災者であることを知らないのだろうか、そう思った
だから、俺は聞いた

俺「被災者だぞ、俺わ――!」

三浦「・・・・」

三浦は押し黙った。
そして、口を開いた――!

三浦「おまえ誰だよ・・・きったな・・・・唾とんでんだけど・・・・ドピュドピュしちゃったの・・・・?きもいんだが・・・・」

そう、言った

そう――――――――――言ったのだ

被災者を、馬鹿にした

刹那、俺の拳が――岩よりも硬くなり、三浦を――殴ろうと、思った。

――思っただけだ

殴れない。
殴れば、俺はこの女と同じ所えオチル
それは、駄目だ
両親と妹に誓ったんです
俺は――破界者としてしか、生きられないかもしれない

でも、それでも――人間のクズにだけはなりたくない。

そう、誓ったのだから――!

――それから、俺はバイトには行っていない
たまに、電話がかかってくる
それも――当然、無視した

クビだろうか
クビだろうな

そう思いながら、俺はこのスレで、武勇伝を語る

――ああ。こんなことなら、一発ヤッておけば、よかったかな

そう思いながら、俺は今日も、被災者として、ニート生活を送っているんです

ここまで書いたからには、最後まで書きたい

でも、かなりの中傷コメが多い
それに関しては、俺はかなりキレてる
じゃけん、ここでやめるような形も考えてる

>>●●までで一番多い意見を尊重しるわw
頼むじぇい!

プロ野球編

大好評につき、これから『プロ野球編』書きまっす!

じゃけん期待してくれきね!

正直、311以来はじめて泣きました。
どうぞ、新しい気持ちで、どうぞ。

おじ「お前――これからどうするんだ?」

俺「・・・」

俺は、昔からおじさんが苦手だった
いつも、偉そうだ
いつも、怖い。
いつも、タバコを吸っている。
そんなオジさんが、無理だった

そんなおじさんに、そんなことを聞かれたら、誰だって黙るだろう。
俺も、俺だって――そーなんだ。

俺「・・・・俺は」

おじ「ずっとパソコンいじってて、楽しいか?コンビニのバイトもあっとう言う間に辞めやがって・・・・その顔、なんだ?おっ?あっ?」

黙ってしまった。
おばさんは、この場にはいない。
ふたりきり。俺が、なによりも恐れるコミュニケーションだった。
おじさんは、俺の中では論ずるに敵わない存在だ。
偉そうに、俺に指図をする。
黙っている、そんな俺に向かって、おじさんはさらに言った

おじ「いいんだぞ。宮城に帰っても。てゆうか、帰れ」と、言った

俺は、戦慄した。
この男は、人間じゃないの。
否、人間ですらない

被災者

今、日本で最も弱い人衆に向かって、そんなことを言い出した
帰れ?
帰る場所なんて、どこにもない。
国も、政府も、総理も、頼れないと偉そうに言っていたくせに

おじ「国に面倒みてもらえよ。おうおう!おう!」

俺「・・・・あ」

おじ「あ?」

俺「ン・・・ゴ・・・・ンゴッ・・・・ンゴッ・・・・ンゴ・・・・・」

おじ「そのンゴンゴ言うのやめろ。はっきり言ってお前よりもノミのほうが役に立ってるぞ」

大松、ここでも発見
そう思った刹那――――俺の頬が、鳴った。

俺は、叩かれたのだ。

確かに、俺はなにもしていない。
なんJをして、オナニーして、食べて、寝て、それを繰り返してるだけのくるみ割り人形だ。

勉強も、しない
高校に行く、そう決めたのに
バイトも、辞めた
遊ぶ金も、もうもらえはしない。

――そうして、俺は宮城、気仙沼に行くことになった。

まだ住むかは決めていない。とにかく、俺も一度、故郷を見に行こうと思ったのだ。
そこで、俺はこれからの世界を見ることに、なるだから――!

――なにもなかった

俺が住んでいた故郷は、そこにはなかったんです
怖い
恐い
強い
心が、俺にはないのかと思うくらいに、俺は俺の心がわからない。
何故か

なにも、ないからだ

それから、俺は1時間ほど一歩も動けなかった。3時間、俺はその場で立ち尽くしていたのだった。

311が、俺から全てを奪った
なにも、なくなった

親友
彼女
家族
そして――家族
なくしたものは帰ってこない

俺「――行こう。楽天戦に――!」

俺は、楽天巨人戦を観に行く事にした。交流戦だ。チケットは、すでにとってあった。

楽天の先発は釜田だった

彼は、すごい
俺は、どうだろうか――

抒情的になっていると、試合は始まった。
釜田の豪速球は、俺の心を打った。
杉内、なんてゆう3流はどうでもよいくらいに、だ
でも、でも、俺は釜田のようにはなれない

そう思っていると、隣の席に座っていた子供が、言った
子供「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」と

カッ
―――――――――眼が、覚めた。

覚醒だ。
俺が、俺として目覚めた。
俺は、叫んだ

俺「ペ・・・・ル・・・・・ソ・・・・ナ・・・・・ペルソナッ!!」

我が心は覚醒し、影は我と化し、答えは胸の中に――――!!!!

生まれて初めて、否。生まれて二度目の、プロ野球選手宣言だった。

そう決めたら、身体が動いた。

俺はさっそく、ヘッドホンをスイングした。
ブン、とゆう音がいっぱい鳴った。俺は、爽やかな気持ちになった。

これが、俺――?

なんて、声が出た。
隣の子供は、俺を見て笑った。

子供「アンタ、いい投手になるよ」
そう言っているようにも、思えた。

それから、俺は野球の練習を始めた

本を買った。
グラブを買った。
バットを買った。
なにもかも、買い揃えた。

あとは、練習メニューだ。
だが、それすらない

311で、俺は全てを失っていたからだ。

練習が、できない

311で失ってしまった
その影響が、ここで出てしまった。

素振りをする
素振りを、する
素振り。する。

――これでいいのかと、膝をついた

涙が、溢れた。311の地震が、なによりも憎むべき存在だとも、思った。

俺は、外に出られない。

おじさんもおばさんも、俺を恥ずかしく思っている。
だから、俺は一日中自室にいる
なんJもし放題だ

だが、練習ができない。
だが、俺はできないのではないのではない。

室内でも、素振りはできる。
スイッチヒッターの俺は、どちらでも練習している。
――なんJ民は、俺に練習法を伝授してくれ。そんなトピも立てた。

――練習

それができないのでは、プロ野球選手にはなれない

俺は、なります。

プロ野球選手に、俺は

なります。

そのために、俺はンゴりつづける。いつか楽天の4番として、お前らを見返すために、
ンゴり、続ける

――7年後――

うぐいす「JAPAN! 4ndBATTER! NAKATANI! BACKNAMBAR1! NYUYOOK YANKEES!」

観客の歓声が聞こえる
ああ。それは俺のものだ。
ここにあるのは、俺のもの。
失った、311で失った。
それを、ここで取り戻そう。
3月11日、俺は初めて、東北で開催されたWBC日本代表の4番として、バッターボックスに、立った。

ンゴりまくった結果、俺は、夢を叶えることが、できたンゴ・・・・

――カキーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

京セラドームの上段
楽勝だ
当たった瞬間、確信したぜ
聞こえる――実況――声――

第二回WBC決勝戦! 優勝決定のサヨナラ満塁ホームランを打ったのは―――――!!!

                        空が、青く、見えた                                           
                    これが、ンゴりまくった結果、だった 

とりあえずここまでが、今までのおさらい+ディレクターズカットきね

そしてこれからがおまちかね!新エピソードの公開だぜ!

だが、タダでは見せないじゃきね

>>●●までで賛成意見が多かったら公開ィ!

いくじぇい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

故郷に帰り、俺はペルソナを発現させた。

そして、プロ野球選手になることに決めたのだ。

それを、おじに報告した。
そして、俺が新しい恋をした。
そのときの話を、しよう。

これは――――すべての被災者に捧げる。愛の物語だ。

これ以上ない。愛というものを―――――――皆に捧げよう。

おじへの報告は辛かった。
まるで青山でカイエンを見つけたような気分だった。
俺がプロ野球選手になると言ったら、どんな顔をするだろうか。
わからない。
でも――――俺は逃げなかった。

俺「俺、プロ野球選手の選手になるきね。だから――――――」

おじ「いい加減にしろや。おう?」

即答だった。駄目だ、とゆわれた。
俺は、キレそうになった。だから――――俺はモバゲーに逃げた。

そこで出会ったのが、同世代のコミュニティだった。

俺は高校に行っていない。
だから、故にどうしても同世代の奴らとは疎遠だったんです

だから、俺はこう思った

――――彼女が欲しい、と

そこで出会った。危険な香りがする彼女――――HNは『ヤスナ』。彼女が、俺に愛を教えてくれたんだ。

God morning Satellite                                   
~終わった世界でこんにちは~ 

――それから、14年の月日が流れた。

俺は、今日もプロ野球選手として活動していたんです。
何故か。

俺は東北ネルフゴールデンイーグルスの4番バッターだからだ。

311から、俺の心はボロボロだ。

癒えることのない疵。

今日も、それと戦っていた。

名古屋ドームのグラウンドに立つ。

今日の対戦相手は、中日ドラゴンズだ。
先発は――山本昌です。

ンゴンゴダンスを踊る。
これを踊ることで、俺は普段の344%(阪神w)のパワーを出せるのだ。

ベテラン選手となった俺は、周りからも慕われているんですよ。
周りには、若手が一緒にンゴンゴダンスを踊る。

クラスメイトたちは、どんな気持ちなのだろうか。そう思うと、笑った。

若手の釜田がゆった

釜田「中谷さん!今日の先発は昌さんだね!」

俺はゆった

俺「昌さん。な。あの人は、俺が生まれる前からプロ野球選手として活躍してるんだぜ?」

釜田は、黙った。
俺は、キレた。

俺「・・・・まあ、いいか。それよりも、今日の先発負かしたぜw」

釜田は、まだまだ若い。
俺がプロ野球選手になると決めたあの試合で投げた釜田さんの孫娘だからだ。
まだまだ、若い。

俺は釜田の肩をポン、と叩いた。

俺「頼むぜ。今日勝てば200勝目だ!俺がバットがホームランが打ってやるんです」

俺がそうゆうと、釜田は笑った。

釜田「・・・・そういえば、エヴァQではカヲルくんは死ぬんですね」と

エヴァQ―――懐かしいな。
2012年に公開された新劇場版エヴァンゲリオンの三作目だが、俺は知っていられなかったんです。

現在も、四作目は公開されていない。
だから、釜田ら若い世代は、エヴァをサザエさんと同列に考えている。
なんて、巫山戯た世界なんです

俺「まままwいつもどおりやればいいよ。・・・・俺がホームランが打つから、な」

釜田「ああ」

試合が、始まった。

試合は互角だった。
山本昌センパイの150キロを超えるストレートは圧巻だった。
まるで、全盛期を思わせました。

俺「まるで、全盛期を思わせました」

野村「ああ。4番のお前が打たんとな」

俺「おう、監督もな」

俺はおう、監督もな、とゆった。
釜田も、いい球を投げまくって、9回まで1安打3失点の好投だった

うぐいす「4番! サード! 中谷! 背番号18!」

俺の打席だ。
俺の今日の成績は4打数0安打。
このままでは、釜田に200勝目をプレゼントできないんです。

だから―――――打つ!

俺「2アウト満塁。ここで打てば、サヨナラだ!」

バットを握る手がさらに強固になり、俺は昔を思い出した。

山本昌センパイのスクリュー!

俺は――――これを待っていたのだ!
そして、とうとうスクリューを投げたのだ!!!!!!

懇親の力で振り切ったバットはバックスクリーンを越えた。
ホームランだ!

サヨナラだ!

そう思った瞬間。311を経験した日から、今日までのことがフラッシュバックしたのだ!

俺「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

吠えた!
俺は、吠えたんです!
ナゴヤドームに響き渡る俺の雄叫びと共に、世界は反転した!

金本さん
栗原
三浦
オジサン
そして―――――金本さん!!!!!!!!!!!!!!!!!! 

俺は――見た。

観客席で、俺のバッティングを見る金本さんの姿を。
子どもを、抱いていた。
子どもが、いたのだ。
――ああ。安心した。
俺のペルソナは、そのとき――剥がれ落ちた。

そして、その刹那――俺の右腕が完全に終わってしまったのです

砕けたのではない
壊れたのでもない

そう、終わったのだ。

長い、永い、脩すぎた311の痛みが、消えたのだ

だからこそ、俺の役目は終わったのだ
その瞬間から、俺は311を――自分のものとすることができた。

そうだったのだ。
最高のスラッガーとなるのには、311を悲しむのではなく、俺自身が――311になることだったのだ。

俺は、そのシーズンを以て引退した。

311と化した俺は、あらゆる投手を終わらせてしまったのだ。
打率は.989、本塁打数は55本、打点は3,097打点という圧倒的といっても足りない成績で引退した。

そして、俺はまたここに立っていた。

ンゴンゴダンスで俺を終わらせた中学に、講演のために、来たのだ。

――俺はそこで、シンジられないものを見たんです。

体育館を埋め尽くす子どもたち
拍手、拍手、拍手――!!!

そして、教師陣には見たことがある顔があった。
栗原
吉村
そして――金本さん。

みんなが、俺を待っていたのだ。
白い扉を開いて、その先へと歩き出す。

――その先には、母や乳、妹の姿もあった。

俺の涙が止まらなかった。
白い世界で、俺の身体はあの頃に戻った。

311以前、言うならば310の状態になったのだ。

不思議なことだ。
だから――俺はンゴンゴダンスをやってみた。

20年ぶりのンゴりだった。
俺は――ンゴりまくった。

その結果、友だちが帰ってきたンゴ・・・・

これで終わりです

被災者としての魂を伝えだして1年。俺はどこまで被災者をわかってもらえたのかなと思います。
なんJ民は暖かかったです。ホモネタ、楽しかったぜw

では、これから僕は頑張ります。

みなさんも、頑張ってください。
それでは、僕は本当に本当になんJを引退します。

ご愛読、ありがとうございました。
What disaster victims do not have happiness for.

あと僕はたまにですがニコ生やってます。
もし良かったら見てください

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