サバティカル
読み : サバティカル
サバティカルの意味
サバティカルは1ヶ月から最長で1年間に及ぶ長期休暇を意味する。主に欧米の大学や企業が採用している休暇制度で、大学などで研究のために一定年数(7年が通例)ごとに与えられる。使途に制限はなく、休暇期間中は自分のための研究や勉強など自由に費やすことができる。
「サバティカルイヤー(Sabbatical year)」、または「サバティカルリーブ(Sabbatical leave)/サバティカル休暇」とも呼ばれる。大学や企業によって条件は異なるが、一定期間勤務することでサバティカル休暇が与えられる。サバティカル休暇には教員や社員の離職を留める目的があり、使途の自由な長期休暇を与えることで研究の専門性を高めたりリフレッシュする期間として導入される。
通常の有給休暇とはまた異なり、企業によって休暇期間中は有給か無給かが異なる。
日本では導入している企業は少ないが、Yahoo!がこのサバティカル休暇を元にした「1年休暇」制度を2013年より導入。「1年休暇」は最長一年の長期休暇制度で、社員のモチベーションを維持し魅力のある労働条件で人材確保することが狙い。
サバティカルの由来・語源
「サバティカル(Sabbatical)」は旧約聖書に登場するラテン語「Sabbaticus」が由来/語源である。「Sabbaticus」は「安息日」を意味する。「安息日」は6日で天地を創造した神様が7日めに休息をとったことに由来し、6日働いた後の7日目が休息日=安息日となる。古代ユダヤ人が安息日にならって安息年をもうけ、7年ごとに休耕(耕作を休む)し土地に安息を与えたことから、サバティカルも7年ごとの休息が通例となっている。