異端の◯◯感性を武器とする男
読み : イタンノ◯◯カンセイヲブキトスルオトコ
「異端の◯◯感性を武器とする男」は主に福本伸行関連、あるいは麻雀関連のスレにて貼られるAA。
サングラスのおっさんのAAであり、「尾神は最初に」「その後」「異端の◯◯感性を武器とする男……!」という三つの文章を改変してネタに用いられる。
異端の◯◯感性を武器とする男の元ネタ
このAAの元ネタは福本伸行の麻雀漫画『天 天和通りの快男児』に登場する尾上というキャラクターにまつわる作中のナレーションである。
『天』単行本第6巻に収録されている第52話『けむりの刃』で登場するこのフレーズ。
ストーリーは麻雀の東西対決という闘い。主人公の天は東の代表であり実力者。西はそんな天を潰すために本来の出場者を体調不良ということにして代打ちを用意する。その代打ちというのがこの尾上という男。尾上は天を落とすためだけに投入された人物であり、普通の雀士とは異彩を放っていた。
最初の一局が始まると尾上は5巡目まで自分より後の天と全く同じ牌を捨てるという戦法を取る。尾上は目立つ捨て牌をすることで自分に注目を集めさせ、その間に同じ西の代表である南郷を勝たせようとしている、と天は予想する。実際に序盤の尾上の手はバラバラであり和了を放棄しているような手であった。結局天の予想した通りに西の南郷が和了ることになるわけだが、南郷が和了った段階では尾上は実は手が出来上がっていたのである。そしてそれに天は気づいていない……。
そこで入ったナレーションが「尾上は最初にプレッシャーを与える捨て牌を作り……その後に残った手牌で手を作り直すという……異端の麻雀感性を武器とする男……!」である。
福本伸行関連のスレで貼られるため、メジャーなカイジやアカギ関連かと思われがちだが、それらと比べるとわりとマイナーな『天』からのものということもあって、スレでも異端ぶりを発揮している。