負ける気せぇへん地元やし
読み : マケルキセェヘンジモトヤシ
「負ける気せぇへん地元やし」は地元だから負けるわけがないという自身の表れ。
なんJなど野球関連の場において用いられるフレーズ。主に阪神タイガース、あるいはそのファンに関するネタとして用いられる。
自軍のエース投手が登板する日に「負ける気せぇへん●●やし」としたり、逆に相手投手がエースだったりすると「勝てる気せぇへん●●やし」「打てる気せぇへん●●やし」などとして使うことも。
負ける気せぇへん地元やしの元ネタ
これは2005年の日本シリーズ第3戦前に阪神ファンがインタビューに答えて言った言葉が元ネタとなっている。
この年の日本シリーズは阪神タイガース対千葉ロッテマリーンズの対戦だったが、千葉で行われた第一戦、第二戦はそれぞれ10-1、10-0でロッテが阪神を圧倒していた。しかしこの第3戦からは阪神のホームグラウンドである甲子園に場所を移したということもあり、流れが変わるのでは、という考えがないわけでもなかった。
そんな阪神ファンに対してのインタビューがテレビのニュース番組等で流されたわけだが、そのうちの一人の発言が「負ける気せぇへん地元やし」であった。発言自体はただの自信満々なコメントということでそれほど珍しいものではなく、この発言がネタとなったのはその後の日本シリーズの結果によるところが大きい。この後タイガースも第三戦を10-1、第四戦を3-2で敗れ、四連敗で日本シリーズを終えることとなる。この時の総得点「33-4」がネタになっていることからも悲惨な負け方であったことがわかる。
この発言が広まったのはこの日のインタビューをまとめた画像が広まったのが大きな理由である。2連勝したにも関わらず甲子園に対しての不安を口にするロッテファンに対して連敗したのに自信満々の阪神ファン、そして残念な結果、という画像。
しかしこの日のインタビューとして別の番組で同じ人物がインタビューに答えており、そちらでは「楽勝ですよ!負ける気せんすもんね 地元なんで 今日はいきます」と言っていることが動画で確認された。この動画では「負ける気せーへん 地元やし」と書かれており、なぜ実際に言っている言葉と違うテロップを出したのかは不明だが、この動画から画像の字幕は捏造ではないかとの説も浮上した。
しかしこの日本シリーズから6年以上が経過した2012年2月、実際に「負ける気せぇへん地元やし」と言っている動画も見つかり、ただ単にこの人物が複数の番組のインタビューで同じような事を言っていただけということが判明した。