なぜごめんなさいと言えんのだ!
読み : ナゼゴメンナサイトイエンノダ
「なぜごめんなさいと言えんのだ!」は素直に謝らない人に対する怒りの言葉。
悪いことをしているのに開き直ったり言い訳をして謝罪しようとしない人に対して用いられる。
なぜごめんなさいと言えんのだ!の元ネタ
このフレーズはアニメ『機動戦士Zガンダム』の登場人物、ウォン・リーのセリフである。ウォン・リーはエゥーゴの出資者アナハイム・エレクトロニクスの有力者。
ウォン・リーは第9話でミーティングに遅刻して駆けつけたカミーユを見つけ、「そのガキ待ちな!」と言っていきなり平手打ちを食らわし、倒れたところに蹴りをいれる。カミーユがハロを抱えてやってきたことに対して殴ったものである。カミーユはハロはただのオモチャじゃないと口答えするが、「甘ったれるな!」とさらにローキックを食らわされる。カミーユは得意の空手で応戦し一発パンチを入れるもウォン・リーのカンフーで返り討ちに、顔面にパンチを食らって倒れてしまう。
ウォン・リーが殴ったのはカミーユが増長しているからであり、要は調子に乗っているということ。カミーユはハロには情報が残っているかもしれないのでそれを調べていたんだと言い訳をするが、パイロットならそんなことより他にやるべきことがあるだろうと指摘している。
カミーユはハロにはホワイトベース時代の情報が残っているかも、とさらに口答えをするも「そんなものがなんの役に立つ!」と倒れているカミーユに蹴りをかます。そして「あんたって!」とまだ反抗するカミーユのアゴを蹴り言ったのが「つべこべつべこべと!なぜごめんなさいと言えんのだ!」である。カミーユは力なく「暴力は…いけない…」とつぶやくも、止めの蹴りを腹に入れられて気絶してしまうのであった。
殴る蹴るで合計7発食らわされており、「2度もぶったな」どころではない。
ウォン・リーが非常に嫌な大人に見えるが、規律に厳しい人であり、カミーユが特別扱いをされ調子に乗っていたのも事実。また、ハロがただのオモチャであることを見抜いており、仮に情報が残っていたとしても昔の情報など役に立たないというのも正論なのである。