ミッフィーの口がバッテン(バツ)である理由
読み : ミッフィーノクチ
ミッフィーの口がバッテン(バツ)である理由
「X(バッテン・バツ)」に見えるミッフィーの口は、口だけではなく、口と鼻の両方を表現している。うさぎの口と鼻が「X」に見えたことから、ミッフィーは口と鼻を「X」で表現しているそう。分けると口が「∧」、鼻の「∨」になるが、両方を表現しているため「X」は口でもあり鼻でもある。
ミッフィーのお父さんやお母さんなど大人のうさぎの口は「X」に横線が増えた「*」に見えるが、横線でシワを表現している。
作者のディック・ブルーナはシンプルに描くことを大切にしているため、目は丸、口と鼻を「X」で表現している。英語の公式ホームページのQ&Aでは以下のように答えている。
Q:Why does miffy have a cross for a mouth?
(ミッフィーの口はどうしてバッテンなの?)A:I thought the little cross,nose and mouth together, was a nice simple sign making in combination with the black eyes and long ears a pretty rabbit face.
(鼻と口が一緒になった小さなバッテンは、黒い目と長い耳のかわいいうさぎの顔を表現するためのシンプルな組み合わせであると思ったからです)
日本の公式ブログでも「バッテンは、口だけではなく、口と鼻の両方を表しています。」と解説されている。
ミッフィーのお顔にあるバッテンは?
確かに「X」に見えなくもない
うちのうさ: うさぎあるあるフォトエッセイ
意識して「X」を「∧」と「∨」に分けて見てみると「への字口」に見え、かわいさが半減してしまう。
顔文字では(・×・) と表現されるなど、「X」に見える口が特徴で、ここから「お口ミッフィー」という派生語も生まれている→お口ミッフィー
ミッフィーはオランダのデザイナー、ディック・ブルーナの絵本に登場するうさぎのキャラクター。ミッフィー(Miffy)は英語版の呼び名であり、本名はナインチェ・プラウスである。
ナインチェ・プラウス(Nijntje Pluis)は「Nijntje」はオランダ語で「うさぎ」を意味する「konijn」に「小さく愛らしいもの」を意味する接尾語の「-tje」を組み合わせた造語で、「pluis」を「ふわふわ、綿毛」を意味するため「ふわふわしたうさぎちゃん」という意味になる。ナインチェというオランダ以外では発音が難しいことから、英語圏では発音しやすいミッフィーという名前が採用されている。