Def Leppard
読み : デフ・レパード
Def Leppardはイギリス出身のハードロックバンド。
1970年代後半にデビューしIRON MAIDENやVENOMといったバンドとともに、
NWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)ムーブメントの一旦を担ったバンド。
Def Leppardの由来・意味
元々「Deaf Leopard(ディーフ・レオパルド)」というバンド名で活動していた。
「Deaf Leopard」は「耳の不自由な豹」という意味だが、パンクバンド名っぽということで旧ドラマーのトニー・ケニングの提案で「Def Leppard」に綴りを変えた。
「Def」は「defective(最高の)」を縮めた俗語で、「Leppard」という単語は存在しない。
左腕を失ったドラマー、リック・アレン
1984年12月31日、シェフィールド郊外でドラマーのリック・アレンは交通事故に遭い、左腕の切断を余儀なくされた。右利きのリックは左腕を失ったことによりスネアドラムを叩けなくなり、誰もがドラマーとして復帰するのは難しいと考えていた。
しかし、リックは過酷なリハビリを乗り越え、なんとドラマーとして見事に復活を果たした。
シモンズ社のエレクトリックドラムを使い、左足でスネアドラムやタムを叩くという奏法を習得し、事故から3年後の1987年に発表された『Hysteria』でドラマーとしてレコーディングに参加。現在もリックはバンドのドラマーとして活動を行なっている。
指を失ったジャンゴ・ラインハルトやトニー・アイオミといったギタリストも偉大だが、左腕を失った状態でドラマーとして復帰を果たしたリック・アレンの偉大さは計り知れない。
『Hysteria』収録の『Pour Some Sugar On Me』のPVでは、リックがエレクトリックドラムを叩く姿がハッキリと映っている。左手がない状態とはとても思えないほど自然なドラミング。