御嶽海
読み : ミタケウミ
御嶽海は長野県出身で出羽海部屋に所属する大相撲力士。東洋大学時代に学生横綱、アマチュア横綱、15冠の個人タイトルを獲得2015年に出羽海部屋に入門。2015春場所に幕下付け出しでデビューすると4場所で入幕を果たすという史上2番目のスピード昇進を果たす。2018年の7月場所で初の幕内優勝し、長野県出身力士として初めての優勝となった。
御嶽海の由来
大相撲では力士それぞれに四股名が与えられるわけだが、入門後は本名をそのまま用いる力士も少なくない。御嶽海の本名は大道久司(おおみちひさし)だが、入門当時にすでに「大道」と「久司」を四股名にしている力士がいたため本名を使うことができず、御嶽海という四股名が付けられた。
「御嶽」は地元の名峰「御嶽山」から付けられたもの。御嶽海が入門する前年の2014年9月にはその御嶽山の噴火によって57人もの死者が出た。地元の被災者を元気づけられるようにという思いも込められ「御嶽」を四股名に取り込んだ。
「御嶽山」は「おんたけさん」と読むが「御嶽海」は「みたけうみ」なので読みが異なる。
「海」の部分は所属部屋である出羽海から。ちなみに長野県には海がない。
御嶽海の父は 御嶽山の「嶽」の字を用いた嶽王(たけおう)や嶽ノ王(たけのおう)といった四股名を考えていたそうだ。