明日の朝刊載ったぞテメー
読み : アシタノチョウカンノッタゾテメー
「明日の朝刊載ったぞテメー」は相手を威嚇する際に用いるフレーズ。
明日の朝刊載ったぞテメーの元ネタ・意味
「明日の朝刊載ったぞテメー」は1990年から2000年まで週刊少年マガジンに連載されていた加瀬あつし作のヤンキー漫画『カメレオン』に登場するフレーズ。
主人公の矢沢栄作は高校進学と同時に不良デビューするが、中学時代はめちゃくちゃいじめられっ子だった男。ハッタリとラッキーマン並みの運の良さで成り上がり、不良界のカリスマとなっていくというストーリー。
しかし、基本的には本人が望まないトラブルに巻き込まれることが多く、うっかりやばいやつに危害を加えてしまい怒りを買うこともしばしば。
そんな矢沢栄作がとある不良を怒らせてしまった時に言われたのが「明日の朝刊載ったぞテメー!!」である。
一見するとどういう意味か分かりづらいが、つまりは「今からお前をボコボコにして事件になっちゃっうから、明日の朝刊に載っちゃうぞ」的な意味である。「載るぞ」じゃなくて「載ったぞ」なので、相手の中ではもう確定事項なのだ。
新聞に載るほどの事件だから、相当の重傷を負わせるか下手すりゃ殺しちゃうぞという恐ろしい脅し文句なのだが、ブチ切れている不良が「ぶっ飛ばすぞ」や「ぶっ殺すぞ」ではなくわざわざひねったセリフを放ってくるというのがとってもコミカル。
加瀬あつしのギャグは天才的なセンスがあると評価する人も多く、中でもセンスを感じさせるフレーズとして人気がある。