出たわね
読み : デタワネ
「出たわね」は主になんJなどで阪神タイガース監督の金本知憲関連スレにて使われるフレーズ。「出たわね」「出るわね」の他「そうよね」「打てないわね」「痛いわね」など「◯◯わね」という言葉がよく見られる。
出たわねの元ネタ・初出
「出たわね」というフレーズが初めて出たのは金本が阪神の監督になって1年目の2016年7月18日。この日甲子園で行われた対巨人戦は同点の9回にショート鳥谷のフィルダースチョイスがありその後決勝点を奪われ1-2で阪神が敗れた。試合後この事について聞かれた金本監督の言葉が「何試合か前に『(緩慢な動きが)危ないぞ』と注意したんだけどね、本人には。出たわね、今日」というものだった。
いくつかの問答があってそのうちの一つだったのだが、この日スポーツ報知がこの一問一答を掲載した記事の見出しが『【阪神】金本監督、鳥谷の野選に「前に注意したんだけど、出たわね」』というものだったため「出たわね」の部分がより強調され注目を集めることとなってしまった。
https://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20160718-OHT1T50276.html(元記事はすでにリンク切れ)
同じ日の日刊スポーツの記事では見出しが『金本監督、鳥谷に「注意したんだけど…」痛恨の野選』となっていた。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/1680674.html
これ以前からすでに金本は「◯◯わね」「◯◯よね」という口調で「ヤネキ」としてオネエキャラが付けられており、そこへ来てこの「出たわね」は何かが出たのを連想されるためよりオネエキャラを強めることとなった。
いろんな「◯◯わね」がある中で「出たわね」が頻繁に使わるのはその汎用性の高さからだろう。例えば阪神の選手がヒットを打ったりなど活躍した際に「出たわね」と言えるのはもちろん、エラーをした際や失点した際などネガティブな話題でも「出たわね…」、果ては特に野球に関係なくても幅広く使用することができる。金本関連でスレが立てば「出たわね」だけのレスが多く見られ、意味深な口元だけのAAも定番となっている。
「◯◯わね」「◯◯よね」という口調でオネエキャラ扱いされてはいるが、これは関西以西ではわりと普通に用いられ、金本監督が広島出身であることを考えれば自然な言い回しである。広島・緒方監督の試合後コメントでも「◯◯わね」はよく見られる。実際に話しているのを聞けば違和感はないのだが、紙面などで文字で読むとオネエっぽく見えてしまう。