カンスト
読み : カンスト
カンストは主にゲーム関連で使われる用語。コンピュータゲームをやテレビゲームをよくプレイする者の間ではよく使われる用語である。
【目次】
カンストとは – 意味
カンストとは、「カウンターストップ(Counter Stop)」の略である。「カウントストップ(Count Stop)」という意味で使われることもあるが、いずれにしても和製英語であるため海外では通じない。
カンスト(カウンターストップ)は、ゲームにおいてなんらかの数値が上限値、または下限値に達した状態を意味する。たとえばスコア表示の上限値が9999であれば、9999に達した状態がカンストで、設定された上限値であるためそれ以上は数値がカウントされない。
ただし、システムによっては表示上はカンストであっても、内部的にはカウントをし続けているケースもある。
カンストはレベル、ランク、ステータス、スコア、ダメージ、アイテムの所持数、所持金、プレイ時間などさまざま。数値のカウントが行われていて、かつ上限値が設定されていればカンストが起こる。
たとえばRPGにおいてアイテムごとの所持数に上限が設定されているのはよくあること。アイテム所持数はゲーム難易度に大きく関わるため、上限値を設定する必要がある。
ゲームの序盤や通常のプレイ範囲であればカンストが起こることはほぼないだろう。カンストはゲームの終盤で能力値が大幅に向上した状態で起こるもので、ゲームクリア後のやりこみ要素としてカンストを目指すことが多い。
オーバーフロウ
他には一定値に達するとカンストが起こらず、カウントが0に戻って再びカウントを始める「オーバーフロー」が発生することも。オーバーフローは予期せぬバグを引き起こす場合がある。
FC版『スーパーマリオブラザーズ』の裏ワザとして有名な無限増殖を使うと無限1UPができるが、残り人数が128人を超えるとオーバーフローが起こって0人になり、その時点でゲームオーバーになってしまう。
FC版『ドラゴンクエスト4』のカジノでコインをありえないほど安く買えるという裏ワザがあるのだが、これもオーバーフロウによるバグである。838,861枚のコインを買おうとすると、3章では40ゴールド、5章では4ゴールドで買えてしまうという裏ワザ。
これは6桁の16進数によって起こるバグで、838,861枚でちょうどで購入せずともオーバーフロウが起こる枚数であればコインの価格が異様に下がる。価格に差があるのは5章の方がコイン1枚あたりの単価が低いためで、他の章でこの裏ワザが使えないのはコイン1枚あたりの単価が低くてオーバーフロウが起こらないため。
※海外版ではバグが修正されてこの裏ワザは使えない。
ゲーム以外でのカンストの使われ方
現実においてなんらかのスキルが突出している場合、カンストと表現されることがある。ゲームと違って数値を測れないわけだが、そのスキルや分野に関しては無敵なんじゃないかと評価する際にカンストは便利な言葉。
・嫁力がカンスト
・女子力がカンスト
・家事力がカンスト
・コミュ力がカンスト
・清楚さがカンスト
・可愛さがカンスト
・優しさがカンスト