アジャ・コング
読み : アジャ・コング
アジャ・コングの由来・意味
「アジャ・コング」というリングネームは、「アジア」と「キングコング」が組み合わさってできたもの。
アジャ・コングの本名は宍戸江利花(ししど えりか)というとても女性らしい名前である。「エリカ」という名前は、アフリカ系アメリカ人の父がエリカ属の花から命名したという。
全日本女子プロレスの練習生時代、先輩レスラーである北斗晶から「お前は『アジャ』って感じだよな」と言われたことからあだ名が「アジャ」となる。「アジャ」というのは「アジア」から来ており、ハーフであり日本人離れしたエキゾチックな顔立ちをしていたことが由来となっている。本人はあまり良い名前と思っていなかったが、先輩に言われたものだから断れなかったという。
その後リングネームを付けるとなった際、団体のお偉いさんから「ブラック・サンデー」というリングネームが提案されたが、すでに「アジャ」と呼ばれていたことから「ザ・アジャ」という名前はどうかとなる。しかし響きが悪いため本名の宍戸と組み合わせた「アジャ宍戸」という名前でリングデビューすることとなった。
しばらくアジャ宍戸として活動する中で、キングコングが胸を叩くドラミングの動きをよくしていたことから「キングコング・アジャ」への改名が勧められる。しかしアジャ本人は女なのにキングは…ということで「クィーン・コングアジャ」を提案。それだと長いため最終的に「コングアジャ」とすることに。実際に「コング・アジャ」に改名をして試合をしたが、リングアナが「コング・アジャ」はコールの際に音を伸ばすのが難しいということで、これを逆にした「アジャ・コング」という名前になり、これに落ち着いた。
アジャ・コングがハッスルで活動した際は、本名の江利花から「Erica」というリングネームで登場。しかしあくまでも本人は「アジャ・コングの友人」であると主張していた。
アジャ井上
プロ野球・千葉ロッテマリーンズの井上晴哉はアジャ・コングに似ていることから「アジャ井上」「幕張のアジャ」という愛称で呼ばれている。
東京ヤクルトスワローズのバレンティンにも似ていると言われていたアジャ・コングは井上が新人の年に「調子が悪くなったら井上選手には一斗缶、バレンティン選手には裏拳。活躍した場合はご褒美にチューしてやる。」と檄を飛ばしていた。