綾波レイ
読み : アヤナミレイ
綾波レイはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』および映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場するキャラクター。
【目次】
綾波レイの由来
苗字「綾波」の由来は旧日本海軍の駆逐艦『綾波』であり、名前の「レイ」は『美少女戦士セーラームーン』の登場人物・火野レイ(セーラーマーズ)が由来となっている。『綾波』は1隻ではなく神風型駆逐艦、吹雪型駆逐艦など複数隻(3隻)存在するため、「私はたぶん3人目だと思うから」というセリフ、複数人(3人)登場する綾波レイと共通している。
また「私にはなにもないもの」というセリフや「零号機」のパイロットであることから、「零」→「レイ」という掛詞的な意味もあると思われる。
※「レイ」を採用した理由はセーラームーンのディレクターを務めた幾原邦彦を引き込むためであったが結局参加しなかった。
幾原邦彦は渚カヲルのモデルであるという説があるが、容姿か性格のどちらがモデルとなったのかは不明。
綾波レイのキャラクターモデル
綾波レイのキャラクターデザインを手がけた貞本義行によると、いくつかのモデルや理由によって包帯を巻いた青い髪と赤い目をした少女・綾波レイというキャラクターが誕生した。
包帯姿
綾波レイの包帯姿のモデルは筋肉少女帯の楽曲『何処へでも行ける切手』の歌詞がモデル/モチーフのひとつになっている。『何処へでも行ける切手』には「包帯で真っ白な少女を描いた」という歌詞が、包帯を巻いた姿で登場する綾波レイのモデルである。
綾波レイの話し方
綾波レイの話し方は筋肉少女帯の楽曲『福耳の子供』のアウトロの女性の話し声がモデルになっていると、貞本義行は『スキゾ・エヴァンゲリオン
』で示唆している。『福耳の子供』の最後に入っているお姉さんのボソボソとした話し声/口調が綾波レイの声/話し方のモデルであるようだ。
青い髪・赤い目
綾波レイの青い髪は庵野秀明監督で制作される予定であった『蒼きウル』の主人公の青い髪がモデルとなっている。一目でキャラクターが分かる色ということで青を採用し、庵野秀明の提案により赤い目にすることとなった。ゲーム化された時にドット絵でも青い髪と赤い目なら綾波レイとすぐに分かるという理由もある。
※『蒼きウル』は『王立宇宙軍〜オネアミスの翼』の続編として制作が予定されていたが、制作資金の都合で制作中止となった。
黒い靴下
靴下が黒であるのにも由来があり、貞本義行が中学生時代に女子ハンドボール部員がみな黒い靴下を履いていたのを見て、「スポーツする少女」=「戦う少女」=「黒い靴下」という認識があったことから綾波レイは黒い靴下を履いている。
エヴァンゲリヲンの各登場人物の由来については別記事でまとめて解説
→エヴァンゲリオンの登場人物