だが男だ
読み : ダガオトコダ
「だが男だ」は女の子のようにかわいい容姿をしているが男である、または男の娘であるのだということを自分に言い聞かせるための言葉。性別に関係のない文脈で使われることもある。
※男の娘(おとこのこ)は、そのままの容姿で女性に見える男性、または女装で女性に見える男性を指す。
だが男だの元ネタは「シュタインズ・ゲート(シュタゲ)」
「だが男だ」というフレーズは、ゲーム/アニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』(通称:シュタゲ)の主人公・岡部倫太郎、もとい鳳凰院凶真のセリフが元ネタになっている。「だが男だ」の発言対象は未来ガジェット研究所のラボメンNo.006、柳林神社の一人息子である漆原るか。彼女、もとい彼は男だが容姿はどう見ても女の子であるため、岡部はルカ子と呼んでいる。
中二病の妄想に付き合わせるため岡部はルカ子に妖刀・五月雨を授けて剣術の修行をさせており、アニメ版の第2話「時間跳躍のパラノイア」にて、岡部は右手に取り憑いた悪霊を妖刀・五月雨で祓えとルカ子に命じ、五月雨を振るルカ子を見ながら、以下の脳内セリフで男であることを再確認する。
彼女、もとい彼が漆原るか。見た目は女の子としか思えない。だが男だ。
願わくばお付き合いしてみたい。だが男だ。
いや、これだけかわいければ男でもいい。だが、、、男だ。
漆原るか、声も仕草も女にしか見えない。いや、女より女らしい美少女。
だが男だ。
まゆりより背は高いが、身体付きはとても細い。
だが男だ。
巫女服が似合っている。
だが男だ。
もう夕暮れだというのに暑いな。セミが鳴いている。
だが・・・男だ。
補足すると、カメラ小僧から助けてくれた岡部をルカ子は慕っている。だが男だ。
ルカ子は女の子に生まれたかったと思っている。だが男だ。
巫女服は父親の趣味で着せられている。だが男だ。
原作のゲーム版ではアニメ版と少しセリフが違っている。後半はルカ子の容姿は関係なくなっていくというのがオチ。
岡部:
こいつは神社の宮司の”息子”である。
そう、息子なのだ。
どう見ても可憐な少女だが・・・男だ。漆原るか:
「岡部さん、こんにちは」岡部:
ぺこりと頭を下げられた。
この声も仕草も、女にしか見えない。
というか女よりも女らしい。
だが男だ。
まゆりより背は高いが、身体付きはとても細い。
だが男だ。
巫女服が似合っている。
だが男だ。
手には竹ぼうきを持っていた。掃除中だったようだ。
だが男だ。
もう夕暮れというのに、暑いな。
だが男だ。
セミの鳴き声がうるさい。
だが男だ。
ご覧の通り、ルカ子は女にしか見えない。だが男だ。
女の子のような華奢な腕だ、守ってあげたくなる。だが男だ。
油断すると好きになってしまいそうである。だが男だ。
男の娘というのは実にうまいネーミングだ。だが男だ。
セミの寿命は1週間ではないらしい。だが男だ。
ネット上では男の娘などどう見ても女の子にしか見えない男性に対して使われ、汎用性の高い言葉として広まっている。女にしか見えない男に惚れそうになったら心の中で唱えてみよう。だが男だ、と。
対義語として「だが女だ」という用語もあるが、「だが男だ」の方がよく使われる。「だが男だ」が元ネタだから当たり前だ。
ルカ子は、父親の趣味で巫女服を着せられているわけだが、なかなかの趣味をお持ちの父親である。よく考えてみてほしい、ルカ子は容姿は女の子であるが、男なのだから。もし自分が父親に巫女服を着ることを強制されたとしたら…と考えるとゾッとする。